2011-10-31

草木染めにチャレンジ!



1年生の基礎生物学実験として、草木染めに挑戦しています。
学校の周辺にあるサクラの落ち葉や、台所のゴミとなるタマネギの皮を使って、
木綿の布を染めるというもの。
ただ染めるだけでは、洗うとすぐに色落ちしてしまいます。

ところが、媒染(ばいせん)という作業をすることで色落ちを防ぐだけでなく、
思わぬ色に発色させることができます。
なぜ色落ちしないのか、そのメカニズムをレポートにまとめます。

完成した木綿の布を両手にハイチーズ!
きれいな色に染まっているでしょ!

2011-10-28

卒業研究







今日は丸一日、2年生は卒業研究です。廃棄物を利用したアンモニアの除去実験に取り組む面々を紹介します。タイトルは「卒業研究頑張ってます!」にしてね、と本人たちから指定されました。ものすごく力のこもった協働作業で吸引ろ過してました(写真)。良い結果が出るといいですね(写真)。

2011-10-27

卒業生からの手紙

 先日、今年3月に卒業したNさんから手紙が届きました。休日に街を歩いていて、私(水の都)にピッタリの品を見つけたということで、わざわざ送ってくれました。
 キャラクターグッズなので、著作権とかの問題で、写真は残念ながら載せられません。そこで、それを入れていたNさん自作の封筒の写真を載せます。化学屋の私に合わせて、元素記号柄の封筒。なかなか、オシャレです。
 手紙が書かれていたのも、同じく元素記号柄の手作り便箋でした。農業の道を選び、働き始めて約半年。様々な体験をしているようですが、Nさんらしい、力強いメッセージが書かれていましたので、その一部を紹介します。

 自然相手の農業という仕事は、実に奥が深いですね。生物学だけでは太刀打ちできず、土壌の成分分析や水質測定など、環境学園で学んだ化学や物理、計算、法律、防災などの知識が大いに役立っています。
 この半年というもの、専門書や論文、農業新聞をはじめ各分野の新聞、雑誌などを読みふけり、筋肉痛と寝不足に悩まされながらも、研究して、身につけて、考えて、実際におこなってみて、改善に改善をかさね、走りぱなしです。
 ソバや野菜の加工の研究、気象予報士などの試験勉強、将来を見据えての中国語の習得などなど、環境の神様があたえてくださる沢山の試練をくぐりぬけて、別嬪さんになるために、環境の守り手の一人として、頑張っていきます!!!

 農業の分野から環境の守り手になろうと努力しているNさん。力強い卒業生からの手紙に元気を貰った水の都せんせでした。





2011-10-26

どうかな? かたまってる!!

2年生の卒業研究も本格的になってきています。
失敗をくりかえして、しょんぼりだったグループの学生が今日は歓声をあげていました。

「かたまってる!!」

何が固まったかというと、牛乳と豆乳です。
そのグループが研究しているのは乳酸菌。
さまざまな食品から単離した乳酸菌からヨーグルトをつくろうとしているのですが、
これがなかなか上手くいかなかったのです。

月曜日に菌を植え付けて今日確認したところ、5本はプルン♪と固まっていました。
まだ正確な確認はしていませんが、はやくもニンマリしていました。
私もつられてニンマリです♪

栄養評価も予定しているので、これからが本番!
頑張りましょうね!

2011-10-25

HCL
















前回ご紹介した原子吸光装置の内部には

ご覧のように石英ガラス製のランプが8つ

取り付けられています。


これらは中空陰極ランプ(HCL)といって

測定したい元素ごとに切り替えて、高温で

原子化された蒸気に向かって照射するものです。


本校には15種類のランプが揃っており、

Na K Fe Cu Zn Pb Cd Ni Mn

Al Ag Cr Si As Ti の測定が可能です。


只今卒業研究でのKとFe測定で稼動中。


2011-10-24

ヤギとのふれあい

今日の実験の題材はヤギを取り上げました。

分類や生態に関するクイズを10問おこなった後、エサやりを行いました。

このエサは、環境学園のグラウンドで採取した草を与えました。

このヤギは廃校の有効活用の一環として、環境学園の近くで育てられているものです。

この廃校(大庄おもしろ広場)では野菜づくりなどもやっています。環境学園の学生有志が参加しています。

動物と触れ合いたい人、野菜作りをしたい人、いろんなアイディアがある人などなど一緒に活動してみませんか?

















2011-10-21

1年生の実習(生物系)

今日は一年生がやっている生物系の実習をご紹介します。
魚を解剖し、内臓などの器官をよく観察したあと、器官からタンパク質を検出する実習です。

まず、解剖の仕方を実演したあと、グループに分かれてやってもらっています。


どのグループも悪戦苦闘しながらも、興味津々に取り組んでいます。うまく解剖し、スケッチできたでしょうか。
スケッチするためにじっくり観察したので、面白い発見をした学生がたくさんいました。

解剖の後は、各自で好きな内臓を選んで、タンパク質が入っているか検出しました。

どんな反応が見られるか、誰のサンプルが早く検出されるか、ワイワイ言いながら観察しています。みんな(特にSさん)のワクワクした表情が良く表れていると思いませんか?

この実験は毎回人気で、早い人は翌日には力のこもったレポートを提出してくれました。興味があることは楽しく、積極的に頑張ってますね。
今回のレポートは力作ぞろいなので、見る方も楽しみです。

2011-10-20

あまがさき産業フェア2011に出展


 あまがさき産業フェアが、今日と明日(10月20日・21日)、尼崎市中小企業センターで開催されます。上の写真は、そのオープニングセレモニー、テープカットの様子です。
 この催しは、尼崎の優れたモノや技術を紹介しようというもので、ECO未来都市を宣言した尼崎にふさわしく、環境関連の技術も数多く紹介されています。

 尼崎市内の技術系の学校を紹介するコーナーもあります。本校も展示していますが、開始早々からお客さんが来られ、熱心にご覧いただきました。


 入場は無料。今日は午後5時まで、明日は午後4時まで行なっていますので、ぜひぜひ、お越しください。
 詳しくは http://www.amafair.com/ をご覧ください。




2011-10-19

環境自治体駅伝



脈々と続いてきた環境自治体駅伝のバトンを引き継いでくださったのは、福岡県の井尻先生。今日は、駅伝第27走者の井尻先生による、福岡県における循環型社会の形成と国際協力についてのお話がありました。(写真はゴカンベン、と井尻先生がおっしゃたので、替わりに校長挨拶の写真です。)持続可能な社会の構築を可能にするいろいろな施策は、大変興味深いものでした。特に都市鉱山と言われる家電製品中のレアメタルの回収・リサイクルプロジェクトは、資源小国の日本が今後世界経済の中でイニシアチブを取り続ける中で、大きな役割を果たすもので、ちょっとわくわくする思いでお話を伺いました。井尻先生、どうもありがとうございました!

2011-10-18

AAS

はい~ 火水でございます
先日ご紹介したエアコンプレッサーとつながって シゴトをしているのがこの機械。

原子吸光光度計略してAAS。
簡単に言うと溶液のサンプル中に含まれる金属 の濃度を測定する機械なのですが

千数百度の高温を必要とするため、アセチレンガス と圧縮空気の供給が必要となります。

前回ご紹介したエアコンプレッサーはこの高温の燃焼のため供給されているわけ。

次回はこのAASを構成する各部品について紹介していきます。おたのしみに。

2011-10-17

動物生態調査コースの卒研紹介





甲子園浜に生息する二枚貝について研究している卒研班は、
潮がよく引く干潮時をめがけて調査にでかけます。
干潟では1m×1mの正方形の枠をおいて、その中に生息する二枚貝をすべて採集。
種名と個体数を調べて記録します。
また、一部を実験室に持ち帰り、二枚貝のもつ水質浄化能力を分析します。

秋が深まるにつれて海水温が下がってきましたが、
そんなことはお構いなしに懸命にデータを取っているメンバー。
どんな研究になるのか…
ぜひ来年2月の卒研発表会を楽しみにしていてくださいね!

2011-10-14

活躍する卒業生


 先週末、12年前の卒業生 Sさんが来校してくれました。Sさんの職場は北九州ですが、環境計量士仲間の寄り合いが大阪であるそうで、その途中で学校に立ち寄ってくれました。
 実は Sさん、本校の環境計量士合格者第1号なのです。仕事は、もちろん、この資格を活かしたもので、廃棄物中の有害物質などの分析をしているそうです。
 昔話に花が咲き、懐かしい卒業研究の話題も出ました。尼崎市長賞を受賞した卒業論文を、12年ぶりに手にして、ハイポーズです。
 頑張れ、卒業生! 仕事で地球に恩返しだ!

2011-10-13

学校説明会のご案内



環境学園では学校説明会を下記日時に行います。
10月16日(日) 13:00~16:30
楽しい実験やミニフィールド実習、放射線量測定の体験ができるほか、
なんでも聞ける相談コーナーもご用意しています。

環境学園ってどんな学校だろう?
環境の仕事ってどんな仕事だろう?
どんなことを学ぶのだろう?

そんな疑問をお持ちの方、ぜひお気軽にご参加ください。

2011-10-12

スポーツ大会









楽しかったですね!びっくりするほど良いお天気に恵まれて、大成功のスポーツ大会でした。実行委員の学生諸君がとても良くやってくれたと思います。どうもありがとう。みんな良い汗をかきましたよね。とても晴れやかな表情をしてましたよ。みんなお疲れ様でした!明日の授業はちゃんと来てね!では、ちょっと写真をご紹介。ずっこけそうな二人三脚と熱狂したリレー、そして結構熱くなってしまったフットサル。

2011-10-11

スポーツの秋

涼しくなってスポーツに良い季節になってきましたね。
昨日は体育の日でしたが、みなさんはスポーツをしましたか?

明日は環境学園のスポーツ大会です。フットサル(ミニサッカー)やドッヂボール、運動会の競技を行い、1,2年生混合チームで戦います。

学生による実行委員会が1ヶ月以上かけて準備してきたので、盛り上がること間違いなしでしょう。去年も盛り上がりましたが、それ以上を目指して頑張りましょう。

2011-10-07

お香作り☆

1年生の自然環境実習で、タブノキを材料にお香を作りました!
写真のとおり、いろんな形のお香ができました!

タブノキには人間がいろんな形でかかわっている木です。
まず、お香の材料(粘結材)として使われています。
そのほかにも、抽出した植物抽出液(タブノキエキス)をボディーソープ・スキンローション・スキンクリームなどが売り出されています!
自然にあるものを有効利用する。これも環境の仕事のひとつといえますね。

2011-10-06

元気に育て!

今日は2年生、バイオロジーコースの卒業研究をちょっと紹介いたします。
早め早めに準備を重ねてきたので、みんなスムーズに実験がすすんでいますよ。
写真は、菌の力を使って植物の成長を助けられないかという研究です。



小松菜の種子の発芽と成長を見る予定!

発芽は上手くいっているようなので、あとは成長にどれだけ差が出るかです。



元気に育つよう、応援していてくださいね!

2011-10-05

設備紹介















 このブログ 学生の様子はかなり頻繁に紹介してきましたが 、設備についてどんなものが揃っているのか、本校を進学先として 検討されておられる方々には気になることかと思われます。

 施設・設備の管理担当 この火水が気が向いたときに、紹介 していきます。本校は5階建て建築で4階が実験室 になっていますが、その実験室の一角にひっそりと佇むこの機械。

 大気を圧縮して燃焼用に供給する「エアコンプレッサー」と 言われるものです。昭和生まれの年代物ですがバリバリの現役。

 次回はこのエアコンプレッサー君とタッグを組んで活躍している 装置について紹介しマス。

2011-10-04

21世紀の森の表玄関



写真は、本校西側にあるアマドゥという施設の入口にある「カナリーヤシ」という木の説明板です。10年前のものですので、少し読みにくくなっているかも知れませんが、21世紀の森の表玄関の地として、この木が植えられた由来が記されています。
 「21世紀の森」というのは、尼崎臨海地域において、人々の暮らしにゆとりと潤いをもたらす水と緑豊かな自然環境を創出しようというもので、行政、市民団体、教育機関などが参加する大きなプロジェクトです。 http://web.pref.hyogo.jp/town/cate3_207.html 

 本校も参加しており、学生の皆さんが苗木の管理などをしています。

 21世紀の森での活動も含め、本校の実験実習の内容は、学校説明会で詳しく紹介しています。ぜひ、ご参加ください。次回は、10月8日(土)午後1時からです。  http://www.kankyo.ac.jp/meeting/ 

 ちなみに、写真の説明板は尼崎センタープール前から本校への通路の途中にありますので、探してみてください。

2011-10-03

甲子園浜の生物調査




環境学園の1年生の時間割は、週のうち半分が実験・実習です。
1年生のときは、学科に関係なく化学実験、バイオテクノロジーの実験、動物調査、植物調査など様々なことにチャレンジします。

さて、今回ご紹介するのは、甲子園浜での生物調査です。
前期は干潟に生息するカニ類、後期は貝類を徹底的に調査!
実習により、干潟に多様な生物が生息できる理由を知り、
生物間のつながり、生物と環境との関係、さらに生物を使った環境浄化技術を学びます。

自然環境の保全に興味がある、野生動物の減少を食い止めたい。
そんな志をもつ学生が楽しみながら学び、地球に恩返ししています。