2015-01-30

テクノロジーコースの卒業研究



2月7日(土)の卒業研究発表会に向けて2年生は大忙しの毎日です。
今日は、テクノロジーコースの卒業研究をひとつご紹介します。題して「バナナの皮を利用した汚水浄化の検討」。日本は年間約100万トンものバナナの輸入国。不用物として廃棄されるバナナの皮も大量です。そこでわが環境学園学生がまず考えることは、「廃棄物を環境浄化にリサイクルできないか」。バナナの皮ってニュルッとしてますよね。あれって水質浄化に使えるんじゃない?という発想。昨年の環境学園卒業研究で環境新聞社賞を見事射止めた、長芋のヌルヌルでウドンのゆで汁をきれいにしちゃった研究がヒントになりました。それとバナナの皮そのものが重金属の吸着剤として使えるか、ということ。とにかくいっぱい実験をしてきた結果を発表します。さて、バナナの皮で重金属排水をきれいにできたのか。2月7日の卒業研究発表会を楽しみにしてくださいね。いろいろ質問しちゃってください。学校外部の方々も参加できます(参加費無料)。ぜひ環境学園専門学校にご連絡ください(06-6412-8461info@kankyo.ac.jp)。

昨日は発表会の練習をしました。仲間の学生たちから厳しくも暖かい指摘・質問がたくさん出ました。この経験をもとに改良して月曜日のリハーサルに備えます。今度は先生たちからの鋭い質問が待ってます。
 

2015-01-22

バイオロジーコースの卒業研究。

環境学園専門学校では2月7日(土)に卒業研究発表会が開催されます。
そのため2年生、自分たちの研究を分かりやすく発表するためにはどうしたらよいか、頭を悩ませています。

今日から環境学園専門学校の卒業研究の内容を、少しですがご紹介させていただきます。
まずはバイオロジーコースから!


ひとつめは、「落花生のバイオ燃料化に適したセルロース分解法の比較」
みなさんが食べている落花生。むいた殻は捨てられてしまいます。
何か有効に使うことはできないのか、利用法を検討する必要があります。
この落花生の殻はセルロースという多糖を含んでいて、これはバイオ燃料の原料としての利用が期待されます。
しかしセルロースからバイオ燃料を作るには、セルロースをグルコースに分解する糖化が必要となります。
そこでこの研究では、落花生の殻を分解するにはどの方法が適しているか調べ、実際に落花生の殻からバイオ燃料を作りました。



ふたつめは、「耐熱性食中毒菌の増殖を抑制する果汁」
食品の中には食中毒菌が存在して、人に対して食中毒を引き起こすことがあります。
一般的にこの食中毒菌を殺菌するために加熱調理が行われます。
しかし、食中毒菌の中にはこの加熱殺菌でも生き残る耐熱性食中毒菌もいます。
この研究では、耐熱性食中毒菌に対して抗菌性を示す果汁を探索しました。



みっつめは「光条件による植物の機能性成分の変化」
野菜や果物のに含まれるポリフェノール類の摂取は、生活習慣病の予防に有効であるといわれています。
そこで、この機能性に優れたポリフェノール類を多く含む植物を、光技術の利用で生産できれば、機能性を高めた野菜生産に利用できると考えました。
この研究では、ポリフェノール類を多く含むレッドキャベツの栽培技術を開発するために、日光ではなく、市販の蛍光灯類が与える影響を調べました。

どれもバイオっぽい研究ですね!
詳しくは卒業研究発表会でお聞きください!
お待ちしています。

2015-01-01

謹賀新年


新年あけましておめでとうございます

 
 旧年中は本校に対し多大なるご高配を賜わり、厚く御礼申し上げます。

 さて、本校は 今年 創立20周年を迎える運びとなりました。これも数多くの方々のご支援ご協力の賜物と、感謝申し上げる次第です。
 創立20周年ということは、人間でいえば 『成人式』 。 教職員一同、改めて心を引き締め、職業教育を充実させ、環境分野の即戦力となる人材の育成に努めてまいります。

 本年もより一層のご指導ご鞭撻を賜わりますようお願い申し上げます。