環境学園の公開授業「全国環境自治体駅伝」の第38走者の講演会を行いました。栃木県からの駅伝のタスキを受け取ってくださったのは、東京都の国際環境協力担当課長の千田先生です。「東京都の国際環境協力の取組-大都市の特性を生かした自治体間協力-」と題し、経済成長著しい新興国や途上国における環境問題解決に東京都がどうかかわっているかについてお話いただきました。国際環境協力というと、国が実施するものをまず思い浮かべてしまいますが、国境を超えて自治体が自治体を援助する、自治体同志が連携してお互いの経験から学び、知恵を出し合って問題に対処していこうとするいろいろな仕組みについてお話いただき、目を見開かされました。中国の大気汚染の問題は、新聞・テレビでも良く取り上げられていますが、東京都は姉妹友好都市北京の大気汚染の緩和に向けた協力を行っているそうです。
学生たちからは活発に質問の手があがり、関心の深さがうかがえました。千田先生は、「環境対策は今後ますます重要になってくるが、その関連する分野は多岐に渡っている。いつかこの分野で皆さんと一緒に仕事をしたいと願っている」と学生たちへのメッセージで講演をしめくくられました。学生たちには大きな励ましになったと思います。千田先生、どうもありがとうございました。ご講演に加えて、先生にいただいた東京オリンピックのバッジはとても嬉しかったです!
千田先生のタスキを次に受け取ってくださるのは佐賀県です(走行日:10月15日)。皆様どうかお楽しみに。
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東京都の国際環境協力について紹介いただきました |
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キャップアンドトレードと低炭素ベンチマークについて質問するIくん |
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Oくんは中国の水質汚染について質問 |