今日は、午後から担当の授業がなかったので、ぶらっと
1年生の実験の様子を見に行ってきました。その1コマを紹介します。
実験の1つは、兵庫県の県木でもあり、
神社などには必ずあるクスノキの葉から
天然由来の有効成分を取り出す実験です。
その成分は樟脳(しょうのう)といって、
防虫剤等に使用されるもので、クスリノキ
(薬の樹)がクスノキの語源とも言われます。
午前中に蒸留して取り出した成分が、その樟脳なのかどうかを
HPLCという分析機器を使用して確認していきます。
右下のようなチャートを、標準品のチャートと比較します。
このように、天然物には有効な成分が多くあります。
ただし、天然資源には限りがありますので、枯渇しないように
物質の形が分かれば、その後はモノづくり(合成)をしていきます。
このモノづくりも、環境に負荷をかけない省エネ・省資源の方法で
実施して行きます。
こちらは土壌中から水を汚濁する
物質でもある、油を分解する菌を
見つけ、その菌が水質浄化等に
使えるように、培養する実験です。
写真撮影に協力してくれた、N君、
どうもありがとう。
見つけ、その菌が水質浄化等に
使えるように、培養する実験です。
写真撮影に協力してくれた、N君、
どうもありがとう。
環境学園では、1つの実験から多くのことが学べる特徴があります。
「自然」と「化学やバイオ」は、一見 離れている分野に見えますが、
環境という分野がしっかりと結びつけています。
★ 番外編 ★
エコカーに関する話題が
いっぱいになりました。