2015-02-04

立春大吉。卒研発表会まもなく本番!

 今日は、立春。暦のうえでは春ですが、厳しい寒さが続いています。
 皆さん、風邪などひいておられませんか?

 さて、本校2年生も、体調に注意しながら、いよいよ明々後日に迫った卒業研究発表会に向けて準備中です。喉を傷めないように配慮しながら発表練習しているものの、ついつい声は大きくなってしまいます。睡眠が大切と知りながら、スライドの修正作業で、どうしても寝不足になってしまっています。
 2年生の皆さん、くれぐれも体調管理には気を付けてください。

 さて、下の写真は、当日、最後に発表する2グループ、テクノロジーコースの3人組×2です。発表会要旨集の原稿を提出した際の写真ですが、この要旨集は、発表会に参加された方、全員にお配りいたしますので、楽しみにしておいてください。

 彼らの研究タイトルは『落花生の殻による身近な悪臭物質の処理』と『家庭系廃棄物を用いた使用済み油の処理』。ともに、身近な廃棄物を有効利用して、家庭でも実践可能な環境保全をしよう、という研究です。お楽しみに!




 卒業研究発表会は、今週の土曜日、2月7日、午前9時50分から午後4時30分まで。場所は、本校2階の202教室です。どなたでも聴講できますので、ぜひぜひ、お越しください。

2015-02-03

バイオロジーコースの卒業研究(その2)

 2月7日(土)の卒業研究発表会まであと4日、発表の練習もしなければなりませんが、同時に論文の作成も行わなければなりません。学生生活最後の仕上げとして頑張っています。

今日は、バイオロジーコースの卒業研究をふたつご紹介します。

ひとつ目は「ホテイアオイとガガブタのリン吸収濃度の比較実験」です。リンは湖沼などの富栄養化の原因のひとつで、アオコや赤潮など被害を引き起こします。このリンを植物などに吸収させ、水質浄化する技術を「バイオレメディエーション」と言います。この植物にホテイアオイが有効とされていますが、ホテイアオイは外来生物で、栽培は好ましくありません。そこで、日本固有の生物であるガガブタを使い、同じような効果が得られるか研究いたしました。(下の写真は実験中に咲いたホテイアオイの花です。)

ふたつ目は、「尿素を用いたバイオディーゼルの曇り点・流動点の改良」です。バイオディーゼルは植物由来の自動車用の燃料で、軽油の代わりに使用することができ、地球温暖化防止に貢献できます。しかし、バイオディーゼルのデメリットのひとつとして、「寒い地方では冬になると固まって燃料パイプに詰まる」ということがあります。本研究では尿素を使ってこれを改良しようと試みました。結果は発表会でご確認ください。

学校外部の方々も参加できます(参加費無料)。ぜひ環境学園専門学校にご連絡ください。(06-6412-8461info@kankyo.ac.jp