2015-07-18

全国環境自治体駅伝第41走者講演会開催される



本年度最初の全国環境自治体駅伝が先日開催されました。この催しは、各都道府県から環境政策の第一線で活躍している担当者を本校にお招きし、駅伝のタスキをつなぐように、それぞれの取り組みをお話いただくというもの。平成16年に第1走者として長野県をお迎えしてから綿々とタスキをつなぎ、今回そのタスキを受けて第41走者をつとめてくださったのは、三重県地球温暖化対策課主査の砂田浩治先生です。
「三重県における気候変動に対する緩和・適応の取り組み」と題して、温暖化の進行を和らげていく「緩和」と、気候の変化に対応していく「適応」への取り組みについてご講演いただきました。例えば、観光地への送迎に電気自動車を活用することで温室効果ガスの削減を目指すことなど。来年の伊勢志摩サミットでも電気自動車の活用を考えていらっしゃるそうです。
 今回も学生たちから活発に質問の手があがりました。電気自動車のバスの充電設備や、実際に影響が観察されているという地球温暖化の農業への影響など、学生それぞれの興味に応じた幅広い内容の質問に、砂田先生はひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。砂田先生、どうもありがとうございました。
 講演の模様は、神戸新聞と環境新聞の紙面を飾りました。次回の全国環境自治体駅伝は、10月21日です。三重県のタスキを受け取って第42走者を走行してくださるのは愛媛県です。皆様どうかお楽しみに。

砂田先生は最新のIPCCの温暖化予測について説明してくださいました

ご講演後は2年生学生から質問の手が次々に上がりました。でも1年生はちょっとおとなしかったかな。