2009-12-09
環境の最前線で活躍する、先輩、後輩
先日、本校の卒業生、HさんとSさんの職場を訪問したので、そのときのことを紹介します。Hさんは6年半前に本校を卒業し、現在、株式会社GEに勤務、Sさんは1年半前に本校を卒業し、Hさんと同じ会社に勤務しています。
2人が働く会社の名前「GE」は、"General Ecology"の略であり、社名どおり、まさに環境の企業、資源循環型社会の実現を先導するリサイクル施設のモデルとなることを目指して創業された会社です。会社にはマテリアルグループとサーマルグループがあるのですが、Hさんはサーマルグループでグループ長をしており、廃棄物を燃やすときの熱を利用して発電する部署の責任者です。石油や天然ガスのような安定した品質の燃料ではないので、廃棄物の選別や空気量の調整が非常に難しいそうです。
Sさんは、Hさんの部下として、燃焼前の廃棄物の成分分析を担当しています。何がどれだけ含まれているかを事前に調べておかないと、安全で安定した燃焼~発電はできません。責任重大です。
実は、HさんもSさんも、本校での卒業研究は私(水の都)が担当し、二人ともテーマはリサイクルでした。二人とも本校入学時から「リサイクル、リサイクル」と言っていましたが、今まさに、それを仕事にしているわけです。
写真は、Sさんが作業する分析室。この部屋に入るとき、Hさんが「Sの城ですよ」と嬉しそうに紹介してくれました。Sさんによれば「H先輩にはお世話になってばかりです」とのこと。写真からも、先輩を尊敬するSさんの雰囲気が伝われると思います。どちらが先輩かは一目瞭然ですね。
部屋を出て、私と二人になったときのH君の言葉が印象的でした。「Sには厳しいこともどんどん言います。それは期待しているからです。まだまだ未熟ですが、かわいい後輩です」
環境の最前線で活躍する、先輩、後輩。二人とも、ファイト!