ちょうど梅雨明けした先週の土曜日、尼崎市の立花公民館で行われた、親子ふれあい事業に講師として参加してきました。
小学生対象の実験ということで、どんな実験をすれば興味を持ってくれるか、どんな内容なら理解してもらえるかいろいろと考えました。
そこで今回は、身近な植物で空気の汚れがわかる実験をやることにしました。もちろんオリジナルの実験です。
本校にはインタープリターやビオトープ管理士などを目指す学生も多いので、実験補助の募集をしたところ5名の学生が参加してくれました。
まずはじめに公民館の近くの椀田公園に行って、植物のヒミツについて、学生それぞれに解説してもらいました。実物を触ってもらったり、クイズを出したり、花の写真を見せたりして、工夫して説明していました。
参加者(小学生と保護者の方)のみなさんは興味深そうに聞き入っておられました。参加者の子供たちは、木に付いている昆虫も見つけたりして、楽しんでいました。
公園では解説の後、木の葉っぱを採集し公民館に持ち帰り、観察しました。公民館の方で用意してくださった解剖顕微鏡で葉っぱを詳しく見ていきます。
ここでも学生たちが大活躍してくれ、顕微鏡の使い方や観察のポイントなどを参加者に丁寧に教えていました。それに応えて、参加者のみなさんも上手にスケッチしたり、標本作りができていました。
最後に、参加者の感想(一部抜粋)です。
「今日勉強して私は葉っぱ名人になれました。ありがとうございました。」
「いろんな葉には特ちょうがあるとわかった。」
「いつも見ているはっぱでもよーくかんさつするといろいろなことがわかりました。」
この実験で立派な「ちびっこエコドクター」になってくれました。これからも環境のことを良く知って、地球に恩返ししてくださいね。