職業実践専門課程の一環として実施している企業連携による環境化学実験第4回目のご報告です。今回は近畿高エネルギー加工技術研究所ものづくり支援センターで、走査型電子顕微鏡について勉強させていただきました。
近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)は、本校と同様に尼崎リサーチコアに立地するお隣さんです。同研究所は、レーザー加工等の各種加工装置や走査型電子顕微鏡等の評価試験設備を所有し、加工技術に関する研究や企業のものづくりの技術支援を行う拠点として大きな役割をになっていらっしゃいます。今回、本校の環境技術保全学科テクノロジーコース2年生の学生がお世話になったのは、電子顕微鏡研究室の白沢先生と松下先生です。
1日目は電子顕微鏡の原理や構造を学び、2日目はたっぷり時間を取って学生1人1人が実際に電子顕微鏡を操作させていただきました。鉛筆の芯を使った破断面の解析方法や、後期から始まる卒業研究のアイディアをもとに表面の元素分布の測定法を教えていただき、表面分析機器のパワーにびっくりしながら一通りの操作法を学ぶことができました。学生の就職内定企業の中には、電子顕微鏡を使った業務を行っているところもあり、今回の実習は社会に出てから大きく飛躍していく中で、かけがえのない経験になったと思います。AMPIの白沢先生と松下先生、どうもありがとうございました!
電子顕微鏡操作中。慣れないと試料のどこを観察しているのかわからなくなります。 |
これが鉛筆の芯! |