みなさんこんにちは、沢ガニです。
今年最後のブロガーとなりました。
昨日良い水先生が書かれていたとおり、本校では大掃除があり、今日は、すっかりキレイになった校舎でこのブログを書いています。
今年はみなさんにとってどんな年だったでしょうか?
みなさまの来年が、今年よりさらなる良い年であることを願います、沢ガニ自身も。
それでは、よいお年をお過ごし下さい。
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年末の挨拶だけでは短すぎますので、残りは、先週行ってきた野外実習についてお話ししたいと思います。
平成7年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)、まだ記憶に新しい方もいると思います。地震というのは、断層が動いて起こることもご存じの方も多いでしょう。では、阪神淡路大震災みたいな大きい地震を起こす断層って、実際に見たらどんな感じになっているんだろう??と思う人も多いと思います。
ひとつ有名なのは、淡路島にある、「北淡震災記念公園」でしょうか?ここでは、阪神淡路大震災の震源断層になった「野島断層」そのものを見ることができます。
この公園にある断層は、たまたまキレイに現れたところです。
実際には、とくに兵庫県南部地震のような大きな地震を起こした断層では、断層のまわりに「破砕帯」といって、岩石がボロボロにされた、幅広い帯が広がっていることが多いのです・・・・
そういう、ボロボロに破砕された岩盤が地表に出てくるとどうなるでしょうか?
じつは、そういうボロボロの岩盤は、「バッドランド」(日本語では「悪地」ともいいますが、そのままバッドランドと言う人も多い)と言って、草木も生えないはげ山になってしまうことがあります。
今回の実習ではそれを見に行きました。
どうですか?この写真。
これが今回見に行ったバッドランドです。ここの岩石は、風化した花崗岩なのですが、ノコギリの歯のように鋭く尖った山になってますね。これは、山が崩れやすいためにこのような地形になっているのです。これほど険しい地形は世界でも珍しいそうです。
ここは山の表面が年中少しずつ崩れているために、草木の種が運ばれてきても、根付く前に流されてしまうために、いつもはげ山になっています。