基礎生物学実験で、菌類の顕微鏡観察を行ないました!
木の根っこと共生している菌(菌根菌)を観察したり、子実体(シイタケ)の切片(薄切り)を見たりしました。
左の写真ですが、根っこの表面に見える細かい毛のようなものが菌糸です。
この菌糸が、リンや窒素などの養分や水分を吸収して、樹木に提供します。いっぽう樹木は、菌に光合成産物を提供します。樹木と菌類が共生しているなんて、不思議ですよね?
右の写真は、シイタケのヒダの部分です。表面にぶつぶつと丸い突起上のものが見えますが、これはシスチジアや担子器とよばれるものです。
ある学生は、普段見ることの無い、地面の下の根っこや、シイタケの顕微鏡観察ができて、とても新鮮な経験ができたと言っていました。生き物ってほんと神秘的ですよね。