2010-03-14
卒業式の報告
昨日、無事終了した卒業式の詳細報告。1年生のOさんが述べてくれた送辞の抜粋を以下に紹介します。
私たち一年生が先輩たちと初めて顔を合わせたのは、およそ一年前の入学式。どの桜も花びらを広げ、春風を受けて美しく舞い散っていたことを覚えています。
私たちが先輩たちと打ち解けて話したのは、それから間もなく先輩たちが開いて下さった新入生歓迎会でした。楽しいムードでいろんな人たちと話す機会を設けてくださり、とても和んだ雰囲気で過ごせたことを覚えています。それ以来、普段から私たちに気さくに話しかけて下さったり、優しく接して下さったりと、大変感謝しています。先輩たちからは楽しい思い出をたくさんいただきましたが、特に印象に残っているのは、学園祭とスポーツ大会です。
学園祭の出店では、環境に配慮して使い捨て容器を使用せず、デポジット制度が取り入れられ、「私たちも見ならわなければならない」と感じました。また、屋内では先輩たちが撮影された動植物の写真や昆虫の標本などが美しく展示されており、教室がまるで博物館のようになっていたことも印象的でした。そんな学園祭で一番盛り上がったのは、女装コンテストです。美しく着飾り、見た目も言動も女性と化した男性の先輩たち、その感想はとても言葉に出来ません。私たちは、体を張って学園祭を盛り上げてくれた先輩たちのことを忘れません。
スポーツ大会はとても良い天気の中、ドッジボールとキックベースボールで大変盛り上がりました。先輩も後輩も関係なく全力でぶつかり合い、普段の学校生活では見られない一面が垣間見られて、先輩たちとの仲をより一層深めることができました。そして、翌日に地獄のような筋肉痛に苦しんだのも今では良い思い出です。
このように私たちに多くの感動と思い出を与えて下さった先輩たちの姿がもう見られないかと思うと、寂しい気持ちでいっぱいです。就職活動や編入学試験、卒業研究だけでなく、スポーツ大会や学園祭などにも全力で取り組んでおられた先輩たちの姿から、私たちは「何事にも全力で取り組むことの大切さ」を学びました。これから先輩たちは「学びで地球に恩返し」から「仕事で地球に恩返し」へ進まれます。それぞれ進まれる道は決して楽なものではなく、苦しく辛いこともあるかと思います。しかし、先輩たちが私たちに示して下さった「何事にも全力で取り組む姿勢」があれば、どんな困難でも乗り越えられると信じています。
この一年間学校をリードしてきてくださった先輩たちに負けないよう、これから私たちも日々切磋琢磨しながら学校を力強く引っ張っていきたいと思います。
一年間本当にありがとうございました。