2010-03-15
卒業式の報告2
一昨日、無事終了した卒業式の詳細報告。2年生のFさんが述べてくれた答辞の抜粋を以下に紹介します。
太陽の光が桜のつぼみを暖かく照らす今日、私たちは卒業いたします。昨日までは卒業という言葉に実感がわかず、いつまでもずっと一緒にいられると思っていた仲間たち。しかし、卒業証書を手にし、思い出の詰まった専門学校を離れようとしています。
ここに卒業式を迎えることができたのは、校長先生をはじめ、先生方の熱心なご指導とご鞭撻のおかげです。そして何よりも、いつも傍にいてくれた仲間たちのおかげで、今日のこの日を迎えることができたのだと思います。
思い返すと、環境保全への志を持ち、様々な地域から集まった私たちが、不安と期待で入学式を迎えた日から早くも二年が経ちました。当初は、若いみんなの中に溶け込めるか心配でしたが、そんな不安はすぐに消え去り、楽しい学校生活が始まりました。学生一人一人は本当に個性的で、今までにこんなメンバーに巡り会ったことはありません。みんな、毎日一緒にいても飽きない仲間ばかりでした。そして何よりも、飾ることのないありのままの自分の姿が出せたことがとても楽でした。この学校に入って一番感じたことは、年齢差なんて関係ないのだということです。みんなが同じ思いを抱き、同じ目線に立つことで、年上も年下も関係なく対等になれました。きっと、ここにいるみんなだったからこそ、このような関係を築けたのだと思います。
が二年間で印象に残っている事は、みんなとすごした一日一日の学校生活です。本当にこの二年間はずっと笑って過ごしたと言っていいほどみんなで笑いました。思い出したら数えきれないくらいの思い出があったなと改めて感じました。一日一日はとても平凡などこにでもある風景でしたが、そんな平凡な毎日が幸せで楽しかったです。
また、学校行事では、実行委員を務めさせてもらった学園祭が思い出に残っています。大きな行事を動かしていくのは初めてで、何から手をつけたらいいのか分からなかった時、みんなが支えてくれました。一人で頑張るには限界があります。でも、仲間に支えられ、協力してもらうことで、とても大きな力になりました。そしてこの頃に、一年生ともたくさん話をし、仲良くなりましたね。
もう一つはスポーツ大会です。私は、キックベースで、うまくボールを蹴ることが出来ず、チームのみんなには迷惑をかけてしまいました。でも、その度に、みんなが温かく声をかけてくれました。すごく楽しかったし、充実した一日になりました。
人生の中にはたくさんの出会いがあります。そして、出会いがあれば別れがあります。でもそれは一生の別れではないと思います。また、別れがあるからこそ、また新しい出会いが生まれます。だから私たちもこうして出会う事ができました。この学校で得た仲間はきっと私の人生の中に残っていくことだろうと思います。
私にはもう一つ感謝したい人がいます。何かにぶつかり悩んだ時、いつも相談に乗ってくれた両親です。私が迷った時は、いろんなアドバイスをしてくれました。そして、決めた道を私が歩んでいく姿を、いつも一歩後ろかから、温かく見守り続けてくれました。今まで、本当に好き勝手にやらせてもらってきて心配をかけてきたけど、これからは両親にも地球にも恩返しをしていきたいと思います。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方、毎日楽しい会話から勉強になるお話までして頂き、本当にありがとうございました。アットホームな環境の中で先生方と過ごせ、とても楽しかったです。そして、担任が浅川先生で本当によかったと思っています。先生大好きです。二年間本当にありがとうございました。どうかお体に気をつけ、ますます活躍されることをお祈り申し上げます。
また、在校生のみなさん、これから様々な試練が待っていると思いますが、それ以上に楽しいこともたくさんあると思います。勉強や就職活動も大切ですが、今の同級生とのつながりを大切にし、仲間とのよい関係をこれからも築き上げていって下さい。
個性豊かな先生方、楽しく元気な後輩たち、大切な仲間、いつも見守り支えてきてくれた家族、みんな本当にありがとう。学校での生活ではさようならだけど、また改めて、これからよろしくね。
ここに、卒業生一同の感謝の気持ちを込めて、答辞とさせて頂きます。