2011-05-16

りん、リン、燐


 2年生、テクノロジーコース。今日の実験は水中のリンの分析です。
 リンは、私たち人間も含め、生き物にとって大切な元素であり、これがないと生きていけません。しかし、多すぎると害もあり、例えば、閉ざされた水域では、赤潮などを引き起こしてしまいます。
 かつて、リンは洗剤などに多量に含まれており、それが琵琶湖や瀬戸内海などに流れ込み、頻繁に赤潮が発生していました。
 最近は改善されたとは言え、気を抜くことはできません。チェックを続けることは重要であり、そのためには、しっかりとした分析技術を身に付けた人材が必要となります。
 今日、2年生が行なった実験は、現場と同じ分析法(JIS)に従ったものであり、まさに実践的な技術を習得できるものでした。
 今日 身に付けた分析技術を元に、来週は、水中のリンを処理する実験をします。楽しみですね。