先週の金曜日、1年生の企業見学会として「きしわだ自然資料館」に行ってきました。こちらは、岸和田市の大地のおいたちや身近な自然について紹介する博物館で、 市内で発見された「キシワダワニ」の化石といった貴重な資料のほか、入館者が野外で見つけたもの(羽、魚の死骸、貝殻など)を展示するアットホームなコーナーもあります。また、フィールドセミナーや講演会などのイベントを主催しており、子どもから大人まで楽しみながら学べる博物館となっています。
さて、本校の学生はというと、まるで少年のように目を輝かせながら、水槽内の海水魚や爬虫類を見学。また学芸員さんの熱のこもった解説に、集中力が途切れることなく耳を傾けていました。
なかでも盛り上がったのが「チリメンモンスター探し」というプログラム。岸和田漁港から水揚げされたチリメンジャコのなかに混ざっているカニやエビ、魚の赤ちゃんなどをピンセットでつまみ出して同定するというもの。
学生が学芸員さんに「これなんですか?」と質問すると、瞬時に「これはイセエビの仲間やね。こんなたくさん見られるのは珍しいよ。これはね・・・・・・・・・」と、その生物の名前や生活史など、丁寧な答えが返ってきました。そんなやりとりを横で見ていた私は「なんで分かるんですか」と思わず口にしてしまいそうに。
手作りの展示物、大阪湾にすむ魚の水槽、ナウマンゾウの骨格標本などなど、決して広いといは言えない館内の随所に見どころが満載。もう一度、じっくりと見学したいなぁ、と個人的に思っています。