2014-02-27

PM2.5がまたやってきました



昨日は、久しぶりにPM2.5が大きなニュースになっていました。PM2.5とは微小粒子状物質のことで、大きさが2.5ミクロン以下の非常に小さな粒子です(授業でやりましたよね。覚えていますか?)。昨年もこの時期、PM2.5について連日のように報道されていました。そのうち何も聞かなくなっていましたが、またニュースになりましたね。PM2.5の濃度には季節変動があるようです。原因の一つには気象条件があります。この時期は大気の地面に接する部分が冷たく、上空が暖かい逆転層ができやすいのですが、逆転層では大気の鉛直方向の混合が起きにくいので大気汚染物質が拡散せず、濃度が高くなりやすいのです。また、西風が多く、大陸からの汚染物質の移流が起きやすい、ということもあります。さて、昨日のPM2.5尼崎はどうだったでしょうか?前日に比較して急激に増えましたが、日平均値70ug/m3(注意喚起のための国の暫定指針)には至りませんでした。尼崎を初め、兵庫県の大気汚染物質のモニタリングデータは兵庫県大気環境の現況に出ていますので、ぜひ見てみてください。ちなみに本日午前11時現在の尼崎のPM2.5の濃度は20ug/m3で、昨日と比べて低濃度で推移しているようです。この違いはなぜでしょう?わかった人は私なごやかまでご報告ください!