2年生のK君が志望する金沢大学理学部に合格しました。(写真中央)
じつは前期のあいだに決まっていたのですが、本人からOKが出たので、遅ればせながらの公開です。喜びの声をお届けしましょう!
高校生のころ、どんな勉強をしていたの?
電気と情報を主に学んでいました。
でも途中から、オーロラや地震などの自然現象のメカニズム、自然エネルギーなどに興味をもつようになりました。
本校に入学後は?
授業で環境のことを学ぶうちに、生態系のべースである土壌に関心を持ち始めました。
土壌環境学や植生調査での地質観察に影響を受けたのかもしれません。
そこから気象や火山などの地学を本格的に学びたいと思うようになり、大学編入学の受験に挑戦することに!
夏休みを有効利用
夏休みを利用して、四国や九州へ足を運び、実際の火山を見に行きました。阿蘇カルデラを見たときは感激でした。
また、気になる自然史博物館にも足を運び、鉱物の展示や地震のメカニズムの解説パネルを隈なくチェック。
百聞は一見にしかず。自分の目で見ることは大切なことだと実感しました。
受験勉強のコツは?
自宅から学校までの通学で、電車に往復3時間乗っていましたので、この時間を活用して地学のテキストを読み込みました。
車内での勉強はけっこう捗るものですよ。
面接試験のとき、面接官に阿蘇山ジオパークの様子を伝えると、おもしろがって話を聞いてくれました。正直、面接には自信ありでした。
僕がお勧めする受験勉強のコツは、通学時間の有効利用と、興味ある自然や生物を実際に観察すること。
自分の好きな分野の勉強なら、いくらやっても楽しいです。
僕の性格は熱しやすく冷めやすいので、熱している間に集中して勉強しようと心がけています。
大学では?
火山学、気象学を深く研究するために、大学院へ進学するつもり。
将来のことは、まだぼんやりとしか考えていませんが、火山や地震などの自然災害の予測を研究し、災害被害を少しでも軽減することに貢献したいです。