本校のそばには、国道43号線が走っており、二酸化窒素の測定には最適(?)の環境です。昨日からセッティングしておいた容器を回収し、ザルツマン試薬という薬品と吸光光度計という機器を使って、二酸化窒素の濃度を測りました。
大きな道に近いほど、濃度が高い、つまり、空気が汚れていると予想していましたが、意外な結果が出ました。
同じ道でも、信号のある交差点付近は濃度が高く、信号がなく車が流れがスムーズな場所ではさほど高い濃度ではありませんでした。また、信号がなくても、高低差があって車がアクセルを踏むような場所は、他の場所に比べて、高濃度でした。二酸化窒素の濃度には、車の通行量はもちろん関係しますが、アイドリングの有無といった他の要素も大きく影響するようです。
併せて、車とバイクの排気口で、直接、二酸化窒素濃度を測ってみましたが、本校の先輩が行なった12年前のデータに比べると、かなり低くなっていました。排ガス対策技術が進歩したお陰といえます。