2015-01-22

バイオロジーコースの卒業研究。

環境学園専門学校では2月7日(土)に卒業研究発表会が開催されます。
そのため2年生、自分たちの研究を分かりやすく発表するためにはどうしたらよいか、頭を悩ませています。

今日から環境学園専門学校の卒業研究の内容を、少しですがご紹介させていただきます。
まずはバイオロジーコースから!


ひとつめは、「落花生のバイオ燃料化に適したセルロース分解法の比較」
みなさんが食べている落花生。むいた殻は捨てられてしまいます。
何か有効に使うことはできないのか、利用法を検討する必要があります。
この落花生の殻はセルロースという多糖を含んでいて、これはバイオ燃料の原料としての利用が期待されます。
しかしセルロースからバイオ燃料を作るには、セルロースをグルコースに分解する糖化が必要となります。
そこでこの研究では、落花生の殻を分解するにはどの方法が適しているか調べ、実際に落花生の殻からバイオ燃料を作りました。



ふたつめは、「耐熱性食中毒菌の増殖を抑制する果汁」
食品の中には食中毒菌が存在して、人に対して食中毒を引き起こすことがあります。
一般的にこの食中毒菌を殺菌するために加熱調理が行われます。
しかし、食中毒菌の中にはこの加熱殺菌でも生き残る耐熱性食中毒菌もいます。
この研究では、耐熱性食中毒菌に対して抗菌性を示す果汁を探索しました。



みっつめは「光条件による植物の機能性成分の変化」
野菜や果物のに含まれるポリフェノール類の摂取は、生活習慣病の予防に有効であるといわれています。
そこで、この機能性に優れたポリフェノール類を多く含む植物を、光技術の利用で生産できれば、機能性を高めた野菜生産に利用できると考えました。
この研究では、ポリフェノール類を多く含むレッドキャベツの栽培技術を開発するために、日光ではなく、市販の蛍光灯類が与える影響を調べました。

どれもバイオっぽい研究ですね!
詳しくは卒業研究発表会でお聞きください!
お待ちしています。