2012-08-28

ペットボトル水耕栽培

家庭でもできるペットボトル水耕栽培を紹介します。

①2Lのペットボトルを用意します。
  ※500mLでも1.5Lでもできますが、大きい方が根を良く張ることができるため2Lがいいでしょう。




②飲み口部分から3分の1くらいの所をはさみで切り、飲み口に使わなくなったタオルの切れ端などを入れる。
  ※この際、手を切らないように気をつけましょう。タオルではなく、不織布をつかったりするやり方もありますが、タオルでも十分育てることができます。廃物利用と環境(エコ)の観点から今回はタオルでやります。



③飲み口から3分の1切り取った部分をペットボトルに突っ込みます。
  ※この際、タオル部分がペットボトルの底に到達するように注意します。また飲み口の上に出てくるタオルは下から吸い上げた水を土に供給する大切な部分です。短くなりすぎないように注意しましょう。



④赤玉土(小粒)を入れます。
  ※この際、飲み口の穴に入れたタオルが細すぎたりして隙間があると、下に土が落ちてしまいます。タオルが飲み口の穴をふさいでいるようにすれば大丈夫。もしも隙間があるようならば、緩衝剤の「プチプチ」やレジ袋の切れ端などで飲み口部分の隙間を防ぐといいでしょう。


⑤土の上に種をまき、そっと水をやります。
  ※水の量ですが、さかさまにしたペットボトルの飲み口よりも少し下あたりまでやりましょう。それよりもたくさん水をいれると、水に浸かった土の部分が酸素不足になってしまいます。下にたまった水をタオルが吸い上げて、上の土に水分を供給してくれます。最初は水が濁りますが、泥の粒子がだんだん下に落ちてくるので、しばらくたてば水もきれいになります。気になるようでしたら、土をふるいにかけて、細かい土を落としてから利用するといいでしょう。


⑥土が乾燥してきたら、水をやります。

※植物の種類や時期にもよりますが、1週間で下の写真のようになりました(根がタオルを伝って下の部分まで到達しているのが見えます)。支柱をたててからませるように育てましょう。本葉が出てきたら、液体肥料を与えましょう。




環境学園では、このペットボトル水耕栽培を使って、植物工場、水耕栽培、LEDを使った栽培、植物の育成、管理等に関する講義も行っています。安定した食料の供給も、環境分野の重要な一部分です。このような分野で地球環境の保全に貢献したいと思った方は、ぜひ環境学園の学校説明会に参加してくださいネ!