ここのところ、テレビなどで大きな話題になっている環境問題と言えばPM2.5。微小粒子状物質とも言われ、大気中にただよう直径2.5um以下の粒子状物質を言います。粒径の大きなものと異なり、肺の奥深くまで到達する可能性があること、有害物質を含有していることがあること、なかなか沈降しないで大気中の滞留時間が長いことが問題になっています。今呼吸している空気は大丈夫なのか気になる方も多いでしょう。全国あちらこちらの大気環境測定局で測定している値は、多くの場合インターネットで公開されています。例えば学校の立地する尼崎の測定値もリアルタイムで見れるんですよ。兵庫県大気環境の状況(http://www.kankyo.pref.hyogo.lg.jp/taiki/index.html)の「微小粒子状物質」を見てみてください。結構面白いですよ。一日で時間によりパターンがありそうな測定局もあります。交通と何か関係があるかもしれません。実は、私も以前カリフォルニアにいたときにPM2.5の調査研究にかかわったことがありました。主にディーゼル排ガスを調べていましたが、一般環境や室内環境を調べたことも。興味深いのはお線香の煙にも入っていたこと。PM2.5は物の燃焼で発生しますので納得できますよね。
下は「兵庫県大気環境の状況」 のPM2.5の本日5時現在の測定値。尼崎市は黄色の○で16~25ug/m3になっています。ちなみに環境基準は日平均値35ug/m3です。みなさん時々チェックしてみてください。