梅雨に入り、うっとうしいと感じる季節になりました。
そんな雨でも、大気中に飛んでいる細かいゴミ(排気ガスや黄砂など)を落として、空気をきれいにする働きもあるんです。
昨日の授業では、教室を飛び出して学校周辺の大気汚染を調べてみました。大気汚染の調査というと、分析機器を使ってやるイメージが強いかもしれませんね。でも、今日の調査は環境学園らしく、植物を使って大気汚染を調べてみました。
調査のしくみは、大気中の細かいゴミは雨水と一緒に植物の葉っぱに降ってきます。その時に付いたゴミを観察して、大気の汚染具合を調査しようというものです。
ルーペで植物の葉を観察しながら、どこの植物がよく汚れているのか、どの種類の植物が汚れをよく吸着しているのか、葉っぱのどこに汚れがたくさんついているかなどを観察しながら、探します。
はじめは大気中のゴミと葉っぱの傷や植物の病気と区別がつかなかった学生たちも、 だんだんと区別がつくようになり、どういうところにゴミが多いか、コツを掴んでいたようです。
最後に葉っぱを持ち帰り、葉っぱとゴミのスケッチをしました。スケッチすることで、より詳しくゴミや植物を観察できます。また、スケッチの仕方(美術のデッサンとはちがいます)も学びました。一石二鳥どころか四鳥くらいいろいろなことが学べる授業でした。
学校の横のサクラで観察
トラックがよく通る道の横で観察
学校の中でも観察
学校の玄関付近での観察
葉っぱをスケッチ
簡単なので、興味のある方は是非お近くでも調べてみてください。