2011-11-30

クリーン作戦!

今日は本校近隣の施設の職員が合同で清掃を行うクリーン作戦の日です。
学生も一緒に参加しましたよ!

みんなで尼崎指定のゴミ袋をもらって、周辺清掃に出発。




生垣の中の細かいゴミのなかに、スプレーやテレビといった産業廃棄物も…!
活動に参加していると、ゴミが宝物探しに思えてきますね。



最後は満タン☆になったゴミ袋を所定の場所において終了です。
みんな楽しそうでしたね!

2011-11-29

苦労の賜物

 何だか怪しげな灰色の物体、さて、いったい何でしょう?
 写真では分かりにくいと思いますが、葉書サイズのシート状になっています。

 答は、卒業研究で2年生が試作している悪臭処理剤。その成分は・・、おっと、それは まだ ヒミツ。でも少しヒントをいうと、家庭からも出る身近な廃棄物をリサイクルしたものです。
 これまで試行錯誤を繰り返し、やっと出来上がったのが写真の品。まさに、苦労の賜物です。
 昨日の実験では、市販されている竹炭よりも効果があることが分かりました。今後、更なる能力アップを目指します。
 どのような結果になるか、乞うご期待です!
 卒業研究発表会は、平成24年2月4日(土)の開催予定。ぜひぜひ、お越しください。

2011-11-28

素晴らしい教育者

一昨日の土曜日、本校の姉妹校である日本分析化学専門学校の第四代校長、故安井良一先生と、後を追うように往かれた奥様を偲ぶ会に伺いました。安井先生は、本校を創設した重里理事長の高校時代の恩師でもあり、理事長が環境を専門に教授する学校を設立する、という想いを抱かれた時に、真っ先にご相談された先生でもあります。私は残念ながら、生前の先生にお目にかかることはありませんでしたが、参列者の方々から、口ぐちに敬愛の念が語られ、素晴らしい教育者でいらしたことがうかがわれました。教師の一員として心にひびくエピソードが数々語られました。化学の授業についていけない学生に対し、夏休みに徹底的に補習講義を行い、できるようになるまで諦めなかったと。私も学生諸氏の悪い点数にがっかりすることなく、熱意を持って教育にはげもう、と思いました!折しも、実験のレポートの感想に、「夏休みの基礎化学講座のおかげで、化学反応式が理解できるようになりました。」と書いてくれた学生がいましたが、教師としては本当に嬉しいコメントです。

2011-11-25

学校説明会のご案内


本校では、学校説明会を定期的に行っています。
次回は12月10日(13時~16時半)です。

環境ってどんな仕事なんだろう?
学校の雰囲気が気になる
カリキュラムが知りたい
進路選びに迷っている

そんなことを考えているアナタ。
一度、学校へ遊びに来ませんか?
12月10日は都合で行けない、って場合は、
来校できる日を伝えてもらえば、いつでも見学できますよ。

分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

※問い合わせ・申し込みは 環境学園専門学校 まで !
電話: (06-6412-8461)
FAX: (06-6412-8471)
E-mail: (info@kankyo.ac.jp)

2011-11-24

チョウの標本作製

みなさんは博物館などで昆虫の標本をご覧になったことがあるでしょうか?
きれいなチョウの標本がずらーっと並んでいると壮観ですね。

いま、基礎生物学実験では、チョウの標本を作っています。
作る技術だけでなく、標本を作る意味や標本の保管方法なども学んでいます。


みんな、思ったより難しかったらしく、標本を壊さないよう慎重に四苦八苦しながら標本を作っていました。
標本を作る苦労がわかれば、自然にその取扱いなども慎重になってきます。

生き物を知るためには必要な技術です。今回のやり方を覚えてしっかり技術を身につけてください。





2011-11-22

小道具

前回登場したHPLCを使用するのに欠かせない器具↓

見た目ままんま注射器ですが、人体にブッスリ刺しこむものではございません。
この中に測定したい試料溶液を採取し、移動層の液流に合流させる為のもの。
「シリンジ」と英名で呼ばれる機会が多いです。
使用後はエタノールのお風呂に漬けてあげて洗浄してあげなくちゃなりません。
↑はお風呂中の使用後品。
こういった小物類も今後紹介してまいります。小物といっても中にはひとつで
ウン万円のモノがたくさんございます。お楽しみに。

2011-11-21

内定おめでとう!












今日は、自然環境保全学科のK君の内定報告をしたいと思います!

以下、本人談をご覧ください。

僕が内定をいただいたのは、株式会社RINKという輸入雑貨の卸・販売を行っている会社です。決め手は、独立に対する支援制度があることと会社の雰囲気がとてもよかったことです。

もともとは、キャンプ場への就職を考えていました。なので夏休みにインターンシップにも参加してきました。しかし、自己分析を通じて自分のやりたいこと、やりがい、将来性などを考えつづけていくうちに、「独立して社長になりたい!」という夢を実現したいと思うようになりました。

就職活動のアドバイスは、自己分析をしっかりやることですね。自己分析をするには、周りの友人や大人の意見をよく聞くことが大事だと思いました。様々なボランティア活動や企業訪問実習、資格の取得などで学校の外にでて、いろんなことを経験してきたことが今の自分を作っているのだと実感しています。

また、常にポジティブな気持ちを持ち、就職活動を楽しむことが大事だと思います。来年の今頃自分がどうしているのかを考えながら、楽しんで就職活動をしてほしいと思います。

2011-11-18

卒業研究


金曜日、2年生は1日中卒研の日です。ガスクロマトグラフィー(GC)の前でにっこりほほ笑むS君たちの研究は、バイオエタノール。色々な素材から、燃料として使えるエタノールを作る研究です。どれだけエタノールができたかをどうやって測るか。液体クロマトグラフィーでなかかうまくいかなかったのが、GCでうまく定量できそうです。早速自家製バイオエタノールの試料を注入したところ、エタノールのピークがピコンと出たではないか。ということで、彼の表情がわかりますよね!

2011-11-17

化学実験技能検定、表彰



 今朝のCT(コミュニケーションタイム)で、10月29日に実施された化学実験技能検定の合格者の表彰を行ないました。
 化学実験技能検定というのは、全国統一基準で化学実験者の知識や技術を正しく判定・評価しようというもので、環境問題に取り組む企業などで求められる資格として注目されています。
 写真は、1年生のFさん。今回、3級に合格しました。次回は2級合格を目指してください。
 資格は生涯の宝物。ひとつでも多くの資格を取得できるよう、皆さん、頑張りましょう!

2011-11-16

環境委員会

毎週水曜日のお昼休みに、環境委員会の雨水班の話し合いをしています。
今日は委員長から「これみてください」と本が差し出されました。



なんと!これはヤマネの本ではありませんか!
かわいらしく丸まったヤマネの冬眠姿の写真に「可愛い!」と絶叫してしまいました。
しっぽを丸めているところが、可愛らしいですよね!


こほん。つい興奮してしまいました。
雨水班は、ただいまいろいろ考え中。
今後の方針を考えています。

新しい雨水タンクをつくろうか…はたまた雨水の分析を詳しくしたい!

みんな実験したくってうずうずしている様子。

でもね。
実験は、どんな実験をするのか、どのような方法で行うのかを
きちんと調べてから行うのが大切です。

これからも話し合いを続けて、実験していきましょうね。

2011-11-15

企業見学会レポート


尼崎市クリーンセンター第2工場、リサイクルセンターへ企業見学会に行ってきました。
1年生最後の見学会とあって、学生みんな、リクルートファッションが板についています。
毎日家庭から出るゴミをどう処理しているのか。
身近なことだけあって、学生は真剣そのもので施設の方の解説を聞き入っていました。

2011-11-14

トライやる・ウィークはじまる

今日からトライやる・ウィークが始まり、環境のことを学びに、尼崎市立中央中学校の生徒さんが環境学園に来られています。

私は実験や担当授業、卒業研究についてお話ししました。
とても熱心に聴いてくれて、積極的に質問もしてくれました。特に昆虫の話で盛り上がり、
「カブトムシよりクワガタ派」
と言ってくれたところに嬉しくなりました。
他にも、普段から環境のことを良く見ていないとできない質問もあり、びっくりしました。


写真は、2年生が卒業研究で行なっている実験のデモに参加してもらったところです。
2年生も緊張の面持ちです。

この結果は、2月4日(土)の卒業研究発表会で発表されるはずです。興味のある方は是非お越しください。

2011-11-11

吸って吐く

















えー 前回ご紹介の 年代モノのレコーダーにデータを送り出しているのは、コイツ。
なんか管がくっついて液体を吸っています。んで、吸った液体は吐き出します。

液体の中の成分を分離し、その種類、濃度を求める機械で「液体クロマトグラフ」
というものです。超カンタンに説明すると、タピオカジュースを飲んだときに最初に
口に入ってくるのはタピオカじゃなくて液体ですよね。大雑把にいうと、吸い込み
やすさによる到達速度の違いによって分離測定するもの、です。

見た目オンボロですが、まだまだ現役。
レコーダーとタッグを組んでがんばっております。

2011-11-10

北摂里山フォーラム2011の開催

今週の土曜日(11月12日)ですが、兵庫県立人と自然の博物館にて北摂里山フォーラム2011が行われます。とても面白そうな内容です。環境に興味がある人、自然に興味がある人はぜひ参加してください。 詳細は以下をご覧ください!ちなみに主催の阪神北県民局では環境学園専門学校の卒業生が活躍して働いています。

チラシ→こちら

概要
◆日時:平成23年11月12日(土) 10:00~16:30
◆場所:県立人と自然の博物館 ホロンピアホール等
◆主催:阪神北県民局
◆共催:県立人と自然の博物館
◆後援:伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町等
◆内容
●ワークショップの開催(10:00~12:00)
 小中学生50名程度を対象に、人と自然の博物館の研究員(ファシリテーター)の指導の下、博物館の展示物を使って、里山の魅力を体験するワークショップを開催する。
1.テーマ:「里山って、なあに?」
2.コーディネーター:足立 勲 氏(関西学院大学非常勤講師)
●フォーラムの開催(13:00~16:30)
1.基調講演
(1)演題:「里山は日本人のこころ」
(2)講演者:岩槻 邦男 氏(県立人と自然の博物館館長)
2.パネルディスカッション
 生物多様性、環境学習、地域づくりなど、さまざまな分野から北摂里山への関わり方について意見や提言を行う。
(1)テーマ:「北摂里山の魅力を高めるためのこれからの取組」
(2)コーディネーター:服部 保 氏(県立人と自然の博物館 自然・環境再生部長)
(3)パネリスト
足立 勲 氏(関西学院大学非常勤講師)
小川 雅由 氏(NPO法人こども環境活動支援協会 事務局長)
武田 義明 氏(神戸大学大学院教授)
森岡 武 氏(地域計画建築研究所 計画主査)
吉田久視子 氏(神戸大学大学院博士課程)
森 哲男 氏(兵庫県阪神北県民局長)
(同時開催) 阪神北・環境フェスタ2011(場所:三田市深田公園)
・もったいないマーケット(フリーマケット、おもちゃの交換会等)
・環境活動団体等による展示

2011-11-09

1期生の来校


 先日、1期生のOさんが来校してくれました。1期生ですので、本校を卒業したのは約13年半前です。Oさんは卒業後も、ときどき来校してくれていましたが、最近は仕事が忙しくなったこともあり、先日の来校は何年ぶりかでした。

 Oさんが勤務先は、金属の表面処理を行なう会社。さびの防止や塗装の下地、潤滑性の向上などのため、自動車関連、電器機器、油圧機器など、さまざまな金属製品を扱っています。皆さんの身近にも、Oさんの会社の製品があるかも知れません。

 環境への配慮は、もちろん最重要課題で、1日に100トンの廃水を処理できる装置を備えているそうです。

 「仕事が忙しくて、長いご無沙汰でした」というOさん。今の時代、仕事が忙しいというのは有難いことです。頑張って、仕事で地球に恩返ししてください。

2011-11-08

中間試験



後期中間試験が今日始まりました。私は、午前中1年生の試験監督をしました。環境分析化学の試験後、ダメダッターと叫んだ○○君、生化学の試験の前に、イヤダーとつぶやいた××君、結果はどうだったのでしょうか。気になります。写真は、直前試験準備にいそしむ学生諸氏。みなさん、あと2日体調に気をつけて頑張ってくださいね。こちらはこらから採点です!
ところで、今日はいい歯の日。歯磨きは念入りに。

2011-11-07

水質浄化の卒業研究

後期が始まって2ヶ月が経ちました。つまり環境学園の2年生が卒業研究を始めて2ヶ月経ちました。そろそろ結果が出てきたグループも増えてきました。
今日は、水質浄化の効果が高い微生物を探そうとしているグループの卒業研究を紹介します。

写真は川の水に棲んでいる微生物と、竹の表面に付着している微生物、砂に付着している微生物の中でどの微生物が水質を良くする効果が高いかを調べています。


どんな結果が出るか、まだ誰にもわかりません。
みなさんはどの微生物だと思いますか。

2011-11-04

中間発表

今日は、バイオロジーコースの卒業研究のグループが中間発表を行いました。
この日のために、パワーポイントを使って猛勉強していたので
概ねすごく良い発表が出来ていましたね!

あとは、もう一工夫です。
人前で研究発表するのは思っているよりも大変な事。
「わかりやすい」発表にするために、もうちょっとだけ頑張りましょう!

残念ながら、みんなの発表を激写☆しようと思っていたのですが、
みんなの発表に聞き入っていて写真を撮るのを忘れてしました。

もったいない…






残りの時間は、いつものとおりの卒業研究でした。
発表をした後は「もっとこうすればよかった…」と思ったのか
みんな真剣でしたね。

残りの時間を有効に使って、良い研究にしましょう!

2011-11-02

武庫川にアユが戻ってきた!?

今日は、学生の課外活動について紹介したいと思います。
この写真は学校の近くを流れる武庫川でアユの産卵状況を調べている写真になります。
兵庫県立人と自然の博物館や尼崎西高校の生徒の皆さんと共同して、産卵状況を箱めがねをつかって動画撮影をしようとしています。

しかし、残念ながら前日に降った雨のせいでアユの卵は確認できませんでした。武庫川でアユの産卵できる環境を整えよう!という取り組みに対して環境学園の学生も携わっています。

アユが好きな人、ぜひ一緒に活動してみませんか?

2011-11-01

年代モノ
















環境学園の機械屋稼業  火水でございます、 ごきげんいかが?
本日ご紹介の機械は、 レコーダー(記録計)。

レコーダーといっても測定結果がモニター上に 表示される現代的なものではなく、 電圧信号の強弱によって回転数が決まるモーターで、赤ペンを引っ張り、 チャート用紙上に信号強度に比例したピークを描くというアナログチックなもの。

ペンが動いてピークが描かれていく様子は情緒があってよいものです。

本校には現代的な自動化された装置の他にも、こういった昔から長年修理を繰り返し 大切に使われている機械も多くあります。一度言うことをきかなくなった機械を修理して、 うまく動いてくれたときの爽快感は格別なものがあります。
次回はこのレコーダーが記録するデータをたたき出す機器について。乞うご期待。