2012-11-30

ジョウビタキ♀来校

昨日の晩に環境学園に意外なお客さんがやってきました。
下の写真に写っているジョウビタキです。おそらく学校の通用門から迷い込んできたのでしょう。
廊下でバタバタして困っているのをなごやか先生が見つけてくれました。
それを聞きつけた風切先生がやさしく捕まえてくれました。そして訪鳥する前に足環をつけました。
番号は「1B93183 ジョウビタキ ♀A」です。もしも見つけたら学校までご連絡くださいネ。

ジョウビタキは冬鳥で、越冬のためにロシアから日本にわたってきた鳥です。ジョウビタキの好物は木の実です。尼崎のような都市環境でも緑が着実に増えてきているので、ジョウビタキが住める環境になってきたのかもしれませんね。



2012-11-29

卒業研究もそろそろ形になってきたかな?

環境学園では2年生の後期から卒業研究を行っています。

グループでテーマを決め、実験をしたりフィールドに出かけてデータを取り、解析し、論文にまとめたり、発表したりします。

これまではデータを取るのが中心でしたが、今の時期は、そろそろデータが出揃い、多くのグループが中間発表を行っているようです。

どういう方法で解析するのが良いか、どういう考察をするか、過去に行われた研究ではどんな結果が出ていて、自分たちの研究と比べてどうかなど、これからはデータ解析や言葉で正確に表現する難しさと格闘する日々が始まります。


私が担当しているグループは、
クマゼミの抜け殻調査による公園での羽化樹木の選好性
というタイトルで研究を行っています。

今年から1年生の実習にもセミの抜け殻調査を取り入れましたが、卒論ではパワーアップした内容で進めています。

また、出張講義で高校生や高校の先生、学校見学に来ていただいた方々とお話ししても、とても興味をもっていただけます。

日本人に最も身近な昆虫のセミですが、まだ分かっていないことや世間の常識(たとえば成虫の寿命は1週間とか)が実は間違っていることが多く、調べてみるといろいろと面白いです。


来年の2月2日(土)9:20~ 環境学園で発表会をおこないますので、ご興味のある方は是非お越しください。

詳しい案内をご希望の方は
info@kankyo.ac.jp
または
06-6412-8461(tel)、06-6412-8471(fax)
までご連絡ください。案内をお送りいたします。

2012-11-28

クリーン作戦!

昨日から本格的な冬の寒さです。
みなさん風邪をひかないように気を付けてください。

そんな寒い中でしたが、今日のお昼に「リサーチコア クリーン作戦」が行われました。
近隣の企業の方々と一緒に、周辺のゴミ拾いをやろう!という企画です。
年に2回、毎年行っているイベントです。


このように、企業の職員の方々、本校の学生・教職員が集まりお祭り気分でした。

そして、今回は本校の学生9名の有志が「ゴミ分別隊」として、みなさんが集めてきたゴミを分別する重要なポジションにつきました。


水の都先生から特別なゼッケンを受け取った「分別隊隊長」。


めらめらと燃え上がる闘志が感じられます。

参加者は一斉に周辺のゴミを拾いに行ってます。



目に見えるゴミ、見えないゴミ、いろいろなところを探索して周辺をキレイにしていました。
そして「分別隊」は・・・



細かな分別を最後のチェックとして行っていました。
廃棄物処理企業に内定をいただいている学生たちも分別隊として働いていました。
そのおかげもあって、ほんの30分程度のクリーン作戦でしたが、周辺のゴミは無くなっちゃいました。
ゴミ拾いを行うのも大事ですが、ゴミのポイ捨てはやめましょう!

参加者の方々おつかれさまでしたー!


ゴミ分別隊のみなさんお疲れ様でしたー!
集めたゴミに囲まれた笑顔がまぶしいお昼休みでした。

2012-11-26

瀬戸内海の環境を考える高校生

11月23日に本校で開催された『瀬戸内海の環境を考える高校生全国フォーラム』(主催:兵庫県立尼崎小田高等学校)のことが、神戸新聞に掲載されたので紹介します。
 記事の写真は、尼崎小田高校の生徒の皆さんの発表風景ですが、緊張しながらも懸命に発表している様子がうかがえると思います。記事には載っていませんが、生徒の皆さんは、椅子を並べたり、他校のポスターを貼ったり、色んな裏方作業も行なった後での発表です。さぞや、大変だったと思いますが、終わった後の表情は、とても爽やかでした。お疲れさまでした。
 今回の発表者のように、環境のことを考える高校生が、もっともっと増えてくれればと思います。そのためには、本校も精一杯の協力をさせていただきます。
 皆で力を合わせて、地球に恩返しです。

2012-11-23

環境を考える全国の高校生!

本日、学生は祝日のため学校は休みでした。

ですが、兵庫県立尼崎小田高校主催の研究成果発表会が本校で開催されました。


瀬戸内海の環境を考える高校生全国フォーラムが開催され、タイトルは「海洋調査並びに遺伝子解析などの活用による海洋環境解析-フジツボなど海洋生物の水平分布並びに遺伝子解析-」です。


本校の水の都先生も開会の挨拶を行いました。
A(尼崎)K(環境)B(勉強会)という、どこかで聞いたグループ名を例に出したユニークな挨拶でした。

今回は全国から11校の高校生が、これまでの研究成果をポスターセッション方式で発表しました。
私アップルも今日を楽しみにしていましたが、時間の関係上、数校の発表に対してだけ質問させていただきました。

環境問題を考える、取り組むのに性別・年齢は関係ありません。
あらためて、私たちが何をしなきゃいけないのか考えさせられました。

発表した高校生のみなさん、本当に素晴らしかったです。お疲れ様でした。

2012-11-22

基礎化学実験終盤

後期も半ばにさしかかり、1年生の実験もあとわずかで最終テーマに突入。

化学系実験では、環境分析の基礎となる濃度測定・定性分析・重力測定を
中心に実施してきましたが、化学反応式を理解したうえで濃度計算に反映
させるといった基本的作業にも1年生はずいぶん慣れてきた様子です。

レポートの感想にも「自力で測定結果を出すことが楽しい」といった記載が
増えてきました。

年末から年明けにかけての最終テーマでは、より実務に近い実践的な実験
を用意していますので、ここでがんばって自信をつけてほしいところです。


2012-11-21

里山の森林整備実習

森の世話人として活動を行っている「地球に恩返しの森」で森林整備の実習を行ってきました。

現在、日本中の里山で起きている問題や六甲山における現状について理解し、森林整備に用いる道具の注意事項などを学び、そして実際に整備を行いました。

どの樹木を切り、どの樹木を残すか、将来の森の様子を考えながら楽しそうに作業を行っていました。中には「これまでの実習で一番おもしろかった!」という学生もいましたヨ。

日本の約3分の2を占める森林。これらの森林を守るためにはどうしていけばいいか考えるよいきっかけになったと思います。




2012-11-20



1年生の環境保全実験のワンシーン。アップル先生の指導で、微生物の実験の写真をお見せします。土壌だの河川だの堆肥だの、といろんな所から思い思いに採取してきた試料を異なる培地で培養して、どんな培地で何が培養されるか、ということを調べています。培地の種類で、でんぷんを分解する微生物、タンパク質を分解する微生物、セルロースを分解する微生物、が単離されるんだって。面白そう。環境浄化に役立つ微生物を発見できるかもしれませんね。みんな真剣な表情でクリーンベンチで実験に取り組んでました。その横で、私の実験班が取り組んでいたのは、金属陽イオンの定性分析。どの金属が入っているかわからない試料をそれぞれ渡されて、いろいろな試薬との反応から何が入っているかを調べるものです。こちらも面白い実験なんですが、私は写真を撮る余裕がなくて、ごめんなさい。でもみんな見事に何が入っているかつきとめてくれましたよ。素晴らしい!

2012-11-19

卒業研究の中間発表(森林緑化水域コース)


本日、2年生(自然環境保全学科・森林緑化水域コース)の5チームが中間発表をおこないました。
これまでのフィールドワークや実験から得たデータを解析し、パワーポイントにまとめてチームごとにプレゼンテーション。学生どうしで、見やすいスライドになっているか、データの解釈は正しいか、考察の仕方に無理はないか、といったことを意見交換をしながら、切磋琢磨していました。
2年生のみなさん、来年2月2日(土)の卒業研究発表会に向けて、大いにディスカッションしてくださいな。がんばれ!

2012-11-16

化学実験技能検定 合格!

写真は1年生のIくんが、校長先生から合格証書を受け取ったところ。Iくんが合格したのは、化学実験技能検定試験です。特定非営利活動法人全国環境専門家登録機構が主催する資格で、化学実験者の知識や技能を全国統一基準で判定するものとして企業からも注目されています。Iくん、合格にこぎつけるまでずいぶん勉強したんでしょうね。本当におめでとうございます。これからもどんどん新しい知識や技術を習得していってください。

2012-11-15

トライやるウィークやってます

火曜日のブログでも紹介しましたが、近くの中学生が職業体験(トライやるウィーク)に来ています。

生物の実習として、魚の解剖とスケッチを行いました。
 この実習は、環境学園の1年生でも人気の実習ですが、そのままだと難しいところもあるので中学生用にアレンジして行いました。

魚は誰もが知っているとても身近な生き物ですが、普段は食べない内臓をしっかり観察したことがある人は意外に少ないようです。初めて見る内臓を観察して、みんな興味津々のようでした。

本来はもう少し簡単なものにする予定でしたが、思っていた以上にみんな優秀で、少し難しい解剖まで上手に出来ていました。

スケッチもよく観察して書かれていて、びっくりしました。せっかくなので、全員でスケッチと一緒に記念撮影し、終了。



今度、刺身を食べた時に思い出してみてくださいね。


2012-11-14

伝承

今週から2年生の就職内定者から、1年生に向けての講演が始まりました。

12月から本格的に就職活動に着手する1年生にとっては不安でいっぱい。

先輩が経験したことから得た「知恵」が1年生にとって重要なものとなります。

この催しは就職活動の実地で得られた経験を先輩から後輩へ連綿と伝承
していく目的で毎年実施しているものです。



1年生に向けて堂々と経験談を語る2年生。頼もしく見えました。

2012-11-13

トライやるウィーク 中央中学校 初日

11月14日(月)から尼崎市立中央中学校からのトライやるウィーク受け入れがスタートしました。

初日は、午前中に植物関連の体験(植物クイズ、標本作成、コケ玉づくり)を行いました。
そして、午後はpHの測定実験を行いました。

今週一週間、他にもいろんな体験が待っています。将来、環境分野で活躍するためのきっかけをつかんでくれたらと願っています。がんばれ!中央中ガールズ!


コケ玉作成中

コケ玉完成!



2012-11-12

テープの巻心で地球に恩返し


 上の写真は、本校3階ホールに設置された「テープの巻心回収ボックス」です。テープの巻心回収といっても、ピンと来ない人も多いかと思いますが、セロテープで有名なニチバンが行なっている環境活動(ニチバン巻心ECOプロジェクト)で、今年で3回目になります。
 内容は、セロテープや両面テープなど、いわゆる粘着テープを使い終わったときに出る「巻心」を回収して、段ボールにリサイクルしたり、マングローブ林の植樹活動に役立てようというものです。粘着テープの巻心のみが対象ですが、ニチバン以外の製品でも受け付けてくれます。詳しくは、以下をご参照ください。
   http://www.nichiban.co.jp/project/makisin-eco/participation/index.html
 本校でも、この活動に賛同して、回収ボックスを設置しました。本校での回収期間は来年の1月18日まで。集まった巻心は学校から一括してプロジェクト事務局へ送付します。
 本校の在校生以外の参加も大歓迎です。たとえば、学校説明会や学校見学に来られる際に、捨てるはずのテープの巻心がお家にございましたら、ご持参ください。資源の有効利用に、そして、マングローブの植樹に活用させていただきます。
 テープの巻心で地球に恩返しです!


2012-11-09

元浜緑地でイベント開催!



以前のブログにも紹介がありましたとおり、
11月11日(日)、本校のそばにある元浜緑地でイベント(公園で遊ぼう・子供が主役)が開催されます。本校のブースでは、環境実験や木の実を使った工作教室など楽しいプログラムを用意しています。
環境教育に興味のある学生たちが協力して、着々と準備を進めていますよ。
ぜひ環境学園のブースへ遊びに来てくださいね。待っています!

詳しくはコチラ
http://www.amaryoku.or.jp/pdf/h24kouenndeasoboutirasi.pdf


【追記】
本日、尼崎市消防局の「秋の消防総合訓練」に参加し、避難訓練と消火訓練を経験しました。
その様子を写真でご覧ください。





 

2012-11-08

環境委員会活動!

環境学園専門学校では、本日が中間試験の最終日でした。
みなさん実力を発揮できたでしょうか?
足りなかった部分はしっかりと復習しておきましょう!

そんなテストが終わって浮かれている暇もなく、環境委員会-雨水利用班-では、先日にサンプリングした川の溶存酸素(D.O)を午後から測定しました。


学生たちが綿密に計画し、今回の実験となりました。
2年生のN君が相談しているのは、普段とは違い厳しい目線のなごやか先生。
このような打ち合わせの光景も見慣れたものです。

そのおかげもあって、順調に実験は進んでいきました。
実験の合間にはみんなで方法を確認したりと、手際もばっちり。



みんなの結果が出たあとは



ホワイトボードを使ってデータ整理。
私アップルも結果を見て「おーっ」と言ってしまうくらい面白い結果でした。

きれいな川、汚い川、いろんな川があります。
少しずつ調査をすることで分かってくることがあります。

尼崎の環境マップを作りたい!川をきれいにしたい!
学生の頑張りが地域の環境浄化につながっていきます。

みんながんばれー!

2012-11-07

水環境調査

ただいま中間試験の真っ最中、なのですが、環境委員会雨水班のメンバーは、水質調査のサンプリングに大忙しです。バケツ、採水ビンや試薬の小瓶を持って、近隣の河川にサンプリングに行ってきました(写真)。異なる水系の上流・下流、流れの中央や岸辺沿いなど、環境の違う6か所で採水。中間試験の終了する明日の午後、みんなで溶存酸素量や有機汚濁物質量を測る計画です。どんな結果が出るか興味津々ですが、このような活動を通じて地域の環境保全に貢献していきたいです。

2012-11-06

後期中間試験開始

環境学園では、今日から中間試験が始まりました。

久しぶりの試験の初日だけあって、各教室ともいつもにない緊張感が漂い、と真剣に受験する学生の姿がありました。

あと2日間ありますので、学生のみなさんは体調管理もしっかりしながら、勉強に励んでください。
2年生は就職活動や卒業研究もやりながらで大変だと思いますが、残り少ない定期試験になりますので、頑張りましょう。

2012-11-05

山場

11月に突入し、卒業研究のひとつ目の山場を迎えつつあります。

11月中に確実な実験結果が得られていないと、論文作成に苦労
することになります。















ちゅーことで、2年生の実験ノートを見るとデータがわんさか記入
されている、のですが。見てもなにがなにやらワカランという記載
も有り、愕然とすることも。

2年生諸君!整理整頓は実験器具だけじゃなくてデータもね。

2012-11-03

在校生の活躍

 今日は文化の日、祝日でした。学校の授業はありませんでしたが、学校説明会を開催しました。
 そこで、休みにもかかわらず、本校への入学を考えている将来の後輩のためならばということで、2年生のNさんが、学校説明会のお手伝いに来てくれました。体験実験の補助をお願いしたのですが、実験が終わった後、わざわざ残ってくれて、参加者の方々のために、自分自身の本校での勉強や資格取得のことを説明してくれました。

 将来の後輩も、先輩の話が聞けて嬉しかったようです。休日にもかかわらず、Nさん、有難う!

2012-11-02

菌根の観察

1年生の実験の紹介をしたいと思います。
皆さん。これはなんの写真かわかるでしょうか?



正解は「根っこの断面」です!!青い色は染色液(トリパンブルー)の色です。

実は、植物は菌類と共生することで、養分の吸収を高めたり、病原菌から守ってもらったりしています。植物を適切に管理したり保全していくためには、こうした植物と菌類の共生関係を理解する必要があります。そこで、植物と菌類の共生の様子を確かめるため、学校周辺の植物の根を採取し顕微鏡で観察しました。

他にも、きのこを顕微鏡で観察して、胞子や担子器などの器官を観察しました。
学生たちは、普段目にすることのないミクロの世界に興味津々の様子でした。

2012-11-01

今日から11月

 今日から11月。いよいよ秋本番となりました。暑すぎず、寒すぎず、行楽に、スポーツに、そして、勉強にも最適のシーズンです。
 さわやかな季節に合わせ、気持ちもリフレッシュということで、本校の受付もディスプレーを変えました。


 紅葉したカエデをあしらった『ツルのウェルカムボード』。そのボードに向かって勉強する『巨大マツボックリ』。その前には『ツルの親子』、学びで地球に恩返し、仕事で地球に恩返しという、本校の合言葉をイメージしたディスプレーです。
 本校へで夢を実現して  ドリームズ カム ツルー  です。
 ちなみに、『ツルの親子』は、とある木の実と木の枝からつくりました。写真では分かりにくいかも知れませんが、決して珍しくない、身近な木の実と木の枝です。さて、何でしょう?
 お知りになりたい方は、ぜひ、実物を見に来てください。
 学校見学は、事前に電話やメールなどでご連絡いただければ、いつでも可能です。
 また、明後日の11月3日には学校説明会を開催します。
 
   http://www.kankyo.ac.jp/meeting/  
 
 『ツルの親子』を見るためにも(?)、ぜひ、ご参加ください。