2014-09-04

資格試験にチャレンジ!(有機溶剤作業主任者技能講習)

 
9月4~5日の2日間、本校に隣接するエーリックにて、「有機溶剤作業主任者技能講習」が開催され、本校の学生もこれにチャレンジしています。
 
有機溶剤作業主任者技能講習とは労働安全衛生法に定められた国家資格のひとつで、塗装業・クリーニング業・廃棄物処理業・製造業・分析・検査業務などの現場責任者や管理者が取るべき資格となっています。
 
2日間の講習では、シンナーやガソリンなどの有機溶剤による健康障害と予防処置、作業環境の改善、関連する法令などについて学びます。そして講習の最後に修了試験をおこない、これに合格すれば晴れて資格取得となります。
 
資格は自分の実力や専門性をアピールする重要なもの。本校では、化学や生物、環境に特化した資格取得をサポートし、学生の就職支援に生かしています。

 
講習会場の外から学生の様子をみる教員

会場入り口の掲示物

2014-08-27

環境化学実験 企業連携 第4回



職業実践専門課程の一環として実施している企業連携による環境化学実験第4回目のご報告です。今回は近畿高エネルギー加工技術研究所ものづくり支援センターで、走査型電子顕微鏡について勉強させていただきました。

近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPIは、本校と同様に尼崎リサーチコアに立地するお隣さんです。同研究所は、レーザー加工等の各種加工装置や走査型電子顕微鏡等の評価試験設備を所有し、加工技術に関する研究や企業のものづくりの技術支援を行う拠点として大きな役割をになっていらっしゃいます。今回、本校の環境技術保全学科テクノロジーコース2年生の学生がお世話になったのは、電子顕微鏡研究室の白沢先生と松下先生です。

1日目は電子顕微鏡の原理や構造を学び、2日目はたっぷり時間を取って学生1人1人が実際に電子顕微鏡を操作させていただきました。鉛筆の芯を使った破断面の解析方法や、後期から始まる卒業研究のアイディアをもとに表面の元素分布の測定法を教えていただき、表面分析機器のパワーにびっくりしながら一通りの操作法を学ぶことができました。学生の就職内定企業の中には、電子顕微鏡を使った業務を行っているところもあり、今回の実習は社会に出てから大きく飛躍していく中で、かけがえのない経験になったと思います。AMPIの白沢先生と松下先生、どうもありがとうございました!

電子顕微鏡操作中。慣れないと試料のどこを観察しているのかわからなくなります。

これが鉛筆の芯!

2014-08-26

生徒が喜ぶ環境実験会(2日目)

今日は、生徒が喜ぶ環境実験会(2日目)の様子を紹介します。

2日目は、高校生を対象に2テーマを行いました。
1つ目のテーマは、「食品を使って酵素を学ぼう!」です。
リンゴを切って時間がたつと酵素の働きで茶色になります。この茶色に変色する現象を「褐変」といいます。とくに、酵素の作用により褐色することを「酵素的褐変」といいます。
酵素の性質を利用した酵素阻害剤の実験によって、この「酵素的褐変」が酵素の作用によるものであることを確認しました。

アップル先生がリンゴの酵素について説明しています(^_^)
どのリンゴが変色しているでしょう?
2つ目のテーマは、 「マツ枯れの犯人を探せ!」です。
松枯れの犯人であるマツノザイセンチュウは、マツの植物体を抽出装置にかけることで、顕微鏡で観察できます。抽出装置は、身近にある道具で簡単に作ることができます。今回は、マツノザイセンチュウの抽出装置の作成と線虫の顕微鏡観察を行いました。

ペットボトルを使って線虫の抽出装置を作りました。


同様の装置で抽出した線虫を顕微鏡で観察しました。元気よく動く線虫にビックリ!

実験終了後は、座談会で参加者同士の交流を深めていきました。 
実験会終了後、高校生の皆さんが自然科学系のクラブ活動で行っていること等を発表してくれました。

アンケートでは、
「専門的。大学との違いが分かった」
「とても面白かったです。分かり易くてよかったです。」
「初めて聞くことだったので参考になりました」
といった声をいただきました。
実験を楽しんでもらえてとても良かったです。
これからも実験を通して生物や化学の面白さを高校生に伝えていきたいと思いました。
また来年もお楽しみに!

2014-08-22

生徒が喜ぶ環境実験会2014が開催されました

8月20日(水)、21日(木)の2日間にわたって、兵庫県教育委員会と尼崎市教育委員会の後援のもと、「生徒が喜ぶ環境実験会2014」が本校で開催されました。本日は、その1日目8/20(水)の内容を紹介します。



初日は、高校の先生を対象に、2テーマ行いました。

1つ目のテーマは、「生活の中の化学物質の危険性を知ろう」でした。

 1.ボタン電池誤飲で潰瘍
 2.石灰で失明や化学熱傷
 3.洗剤でコーヒー缶爆発

このような事故が起きる仕組みを安全な実験で確かめていきました。

身近にある様々な薬品が試験管に入っています。これが混ざるとどうなる?

化学物質の様々な反応を確認しました。色が変わったり、泡が発生したり、匂いがしたり・・・。
ボタン電池の影響で変色したベーコン。電池を飲み込むと大変危険ですね。
2つ目のテーマは、「ダンゴムシの餌の選択性」です。
生態系の分解者の役割を担う土壌動物であるダンゴムシに焦点を当てて、どのような樹種を好んで食べているのかを高校の教室で実験する方法を紹介しました。

まず外に出て野外の樹木や落ち葉の観察を行いました。
室内でダンゴムシの飼育装置の作成を行いました。

 アンケートには、
「ぜひ授業で活用していきたい」
「どこに気を付けてやればいいのかを具体的に示してくれた」
「今後もこのような取り組みを続けていってほしい」
といったお言葉をいただき、これからもより一層実験がんばろう!という気持ちがわいてきました。お忙しい中ご参加いただいた先生方、どうもありがとうございました。

2014-08-08

環境化学実験 企業連携 第3回

職業実践専門課程の一環として実施している企業連携による環境化学実験第3回目のご報告です。今回は京都大学にお邪魔しました。

環境化学実験は、環境技術保全学科テクノロジーコース2年生の実験科目で、分析化学や水質浄化技術などを実験を通じて学んでいます。第一回の企業連携実習は、アジレントテクノロジーの販売代理店をなさっている金陵電機株式会社で、ガスクロマトグラフィーの最先端機器を用いた実習と講義を受けさせていただきました(5月20日のブログ参照)。アジレントテクノロジーは、世界の主要な分析機器メーカーの一つで高い技術力を誇っていらっしゃいます。第二回は本校にアジレントテクノロジーの山下先生と大河原先生をお招きして、環境分析や食品・医薬品・生体試料の分析で使われる固相抽出について講義と実験を行っていただきました(6月17日のブログ参照)。さて今回は、京都大学の地球環境学堂で、アジレントテクノロジーの江藤先生による、原子スペクトル分析法についての講義を京大の学生たちと共に受けさせていただきました。原子吸光や、ICP発光、ICP質量分析法について、理論的なことから現場のちょっとしたコツに至るまでなかなか他では聞けないような講義でした。そのあと京大地球環境学堂の田中先生に、化学物質の環境リスクと環境中の挙動について講義をしていただきました。田中先生は、有機フッ素化合物による環境汚染に関する分野で、世界をリードする研究をなさっていらっしゃいます。講義のあとは研究室に移り、田中研究室の研究内容と分析機器について、大学院生の方々から詳細な説明や演示をしていただきました。

午前中の江藤先生による講義や、第1回・第2回の企業連携実習で学んだことが、研究室でICP-OESやLC-MS/MS、GC-MS/MSを大学院生に見せていただいたときに、頭の中の知識の断片がつながりあって、ビビッと来た、とは本校の学生の感想。一連の企業連携実習を通じて環境分析について理解が深まったと思います。年齢が近いこともあるのか、大学院生の方々に打ち解けた雰囲気で盛んに質問し、一つ一つ丁寧に対応していただきました。田中研究室の学生さんも、本校の学生も、環境を良くするために何かをしたい、という気持ちでつながるものがあったと思います。環境の分野でどこかでまた再会するかもしれないですね、とお互いに手を振って別れました。事実、田中先生が協同研究をなさっている水処理企業には昨年度の本校卒業生が就職している企業もあります。本校学生たちも今後技術者として成長していく中で、田中先生に教えを乞いに又お訪ねするかもしれませんね。

今回の企業連携実習も金陵電機の丸山取締役様のご尽力で実現しました。丸山様を始め、金陵電機の社員の方々も駆けつけて下さり、再会した学生たちも嬉しそうでした。最後に、和気藹々と記念写真に収まった面々にはどの顔にも笑みがありました。

アジレントテクノロジーの江藤先生、京都大学の田中先生、博士課程の鈴木さんを始め田中研究室の大学院生の方々、素晴らしい学びの経験をどうもありがとうございました!

環境学園専門学校@京大
田中研究室にて大学院生に研究内容の説明を受ける