2012-06-28

スピードアップ

さて、この4月に入学した18期生、化学実験にはずいぶん慣れてきた様子。

超基礎的な中和滴定が終わって今日から沈殿滴定の実験が始まりました。

ちょっと詳しく説明すると、硝酸銀溶液を用いて溶液に含まれる塩素の量
を求めるという実験です。

驚いたことに、教官側が2時間かかると考えて構成した手順を1時間弱で
こなす班も出てきて少しビックリ。苦手な濃度計算スピードもあがってきた
様子です。

夏休みまであと一か月足らずの期間、まだまだ鍛えていきますよー。

2012-06-27

救命講習

本日は尼崎西消防署の職員の方を6名お招きして、学校内で救命講習を行いました。対象は1年生全員です。

皆さんは、万が一の場面に遭遇したとき、とっさに心臓マッサージや人工呼吸、AEDの使用などができるでしょうか?学生の皆さんの多くは、高校や免許取得の時にやった経験があるようでしたが、いざというときに動けるぐらい身についている人は少なかったのではないでしょうか。

5つの少人数のグループに分かれて、講習を行ったので、全員が一通りの実技を経験することができました。また、講師の方々もとてもわかりやすく、そして楽しくおしえてくださりました。1年生のみんなはすごく真剣にとりくんでいました。

学生たちの感想を抜粋します。
○一人ではできないので周囲の人々と協力することが大切だと思った。
○心肺蘇生をしなければいんけない状況になったときに今回まなんだことを生かしていきたいと思います。また、まなんだことを知らない人に伝え、救命意識の連動をしていこうと思います。
○命の大切さがわかった。
○真剣な雰囲気の中で集中して実習でっきた。技術よりも救命したいという気持ちが大事という隊員の方の話が心にのこった。救命隊員の方が気さくな方で、個々の質問にも丁寧に答えてくれてありがたかった。
○消防士はとてもカッコいいとおもった。

とても充実した講習になったと思います。講習を担当してくださった隊員の方々に改めて感謝いたします。ありがとうございました。


2012-06-26

フンからカミ?

2年生、動物生態調査コースのTさんが嬉しそうに持っているもの、何だか分かります?
 実は、古新聞などを元に、自分たちで作ったリサイクルペーパー。ただし、普通のリサイクルペーパーとは違います。中に、草食動物の糞が混ぜ込んであるのです。
 できるかぎり、糞の量を増やし、できれば糞100%の紙を作りたい! と試行錯誤の真っ最中です。成功すれば(成功しなくても?)、学園祭で公開予定ですので、楽しみにしておいてください。

2012-06-25

生物分類技能検定

昨日、6月24日(日)に本校で生物分類技能検定が行われました。


生物分類技能検定とは?
 
 
 生物分類技能検定は、生物に関心をもつ方々を対象に、分類の知識向上を目的 とし、野生生物や自然環境の調査・保全を担う人材を育てるとともに、動物分類学や植物分類学の発展に寄与しようとするものです。さらに、野生生物調査に関わる生物技術者の育成と、自然環境調査の精度向上への貢献をめざします。
 生物分類技能検定1級、2級の登録者は、環境省の「一般競争(指名競争)参加資格申請」の有資格者として認められています。そのほか林野庁や地方自治体などの自然環境に関わる調査・保全業務等の入札資格としても取り入れられています。


環境を守る・改善するために、自然・動物調査を仕事としたい!という学生が多数在籍しています。
そんな学生たちがこの日は普段の勉強の成果を発揮するときでした。






ルーペで植物を観察しスケッチしたり、頭を悩ませて問題を解いたり。
真剣なまなざしで検定に挑んでいました。

今後もさまざまな資格に挑戦していく学生のみなさん。
しっかりと準備して試験に挑みましょう!
分からないことがあればいつでも教員に相談してください!


2012-06-22

大学編入学 合格おめでとう!



昆虫大好きのS君(2年 自然環境保全学科)が、第一志望の大学に見事合格しました!
さっそく彼に突撃インタビューし、あつ~いメッセージをゲットしました。
皆様にお届けしましょう。

●合格した大学は?

島根大学 生物資源科学部 生態環境科学科



●志望理由は?

子供のころから昆虫が大好きだったので、昆虫の研究のできる大学を探していました。

昆虫のことを調べているうちに、ホタルの光が人に癒し効果を与えること、ミツバチの減少が農作物の収穫量に悪影響を与えることを知りました。

そこで昆虫を研究することで、人の生活を豊かにすることができたらいいな、と考えるようになりました。

そんななか知ったのがこの大学です。

この大学ではミツバチの減少理由に関する研究をされており、僕もこれに携わりたいと思い、受験を決意しました。



●勉強方法は?

S先輩から問題集をゆずっていただき、それを使って勉強しました。

とくに苦手だった英語は、単語をしっかり覚えるように努力しました。



●どんな大学生活を送りたいですか?

あまり気を張ったままでは体がもたないので、リラックスしながら大学生活を過ごしたいです。

大好きな生物の勉強や研究には手を抜かず、特待生を目指しますよ。



●後輩に一言

大学編入学を考えているのなら、事前の準備がポイント。

大学訪問、応募書類の作成、受験勉強、面接練習などの計画をしっかり立てて、準備万端で臨みましょう。

2012-06-21

雨でも頑張る

木曜日は、1年生の基礎化学実験と基礎生物学実験の日です。今日は、雨にもかかわらず風切先生と学生たちは、元浜緑地でプランクトンの採集です。雨男で有名な風切先生はいざ知らず、学生たちも雨をものともしない活躍ぶり。というビデオをリンクしましたので見てみてね。

2012-06-20

学園祭の準備

夏が近づき、環境学園では学園祭の準備が始まっています。学生が中心となって進めています。

今日は全学生がどんな模擬店や展示をやるかやステージの内容を決めていました。
これから実際に準備を進めながら、楽しい学園祭にすべく、頑張っています。



当日は学校説明会もおこないます。いつもなら学生はいないのですが、この日は特別バージョンで開催します。環境学園ってどんな学校か気になる?という方は是非、学生の雰囲気もご覧になってください。


学園祭は7月28日(土)で、一般の方もご参加いただけます。午後1時からは学校説明会も同時開催です。高校生の皆様も友達を誘ってお越しください。卒業生のみなさんも、是非後輩の姿を見に来てください。

2012-06-19

キバナコスモス


今日は暴風警報が発令されて1限目の途中で休講となりました。
学生の皆さんは気を付けて帰ってくださいね。

今回は、最近環境学園のキャンパスで咲いている花を紹介したいと思います。
学校の車止めにおいている植木鉢にキバナコスモスです。
黄色がとても鮮やかですね。この植物ですが、原産地はメキシコで日本には大正時代の初めに輸入された記録がのこっているそうです。この花の種は4月か5月くらいに撒いたものなので今きれいに咲いています。

それとは別に、最近、環境委員会の緑化グループのみんなでグラウンドにいろんな種類の植物の種をまいたり、苗を植えていきました。

それらの植物の成長の様子は、また次回ご報告しますね。


2012-06-18

卒業生の来校

先日、約6年前に本校を卒業したOさんが、来校してくれました。といっても、Oさんの勤務先は、本校のすぐそばにある世界的な化学メーカーの研究開発センター。歩いて1分の距離です。
 これまでも通勤途中などで出会っていたのですが、わざわざ来校してきてくれたのは、寿退社の挨拶のため。夏に予定している挙式に備えて、今日が最後の出社日とのことでした。
 考えてみれば、彼女は、学校も会社も尼崎市道意町。ずっと、この町に通い続けたことになります。昔話に花が咲きましたが、結婚後は関東に住むとのことで、尼崎の地を離れるのがちょっと寂しそうでした。
 Oさん、寿退社、おめでとう! 結婚しても環境への志しを忘れず、エコな奥さんになってください。家庭から地球に恩返しです。

2012-06-15

調べる・知る・考える・実行する・確かめる

梅雨入りしましたが、あまり雨が降っていないですね。
このような異常気象も環境破壊が原因と言われています。

さてさて、ここ環境学園専門学校では、みんなが環境問題に興味を持ち学んでいます。
実験・実習で分からないことを先生に質問している姿も見ます。


先生たちは様々な分野を専門としています。
ここでは、森林の先生とバイオの先生に質問しているところを写真に撮ってみました。

自分で考えて導き出した答えを添削してもらい納得する。
それぞれの分野から考えられる答えを笑顔で討論していて楽しそうでした。


なぜ、地球温暖化が進んでいるのか。
なぜ、水質汚濁が進行しているのか。

みなさんも推理力・想像力を働かせて、環境破壊が起こる原因を考察し、仮説を立ててみましょう!
そして、その仮説を解決するためには、どのようなことをする必要があるか考えましょう!

2012-06-14

消費者生活センターの講演

6月13日の1時間目、兵庫県生活科学総合センターのスタッフにご来校いただき、全ての学生対象に消費生活で起きがちなトラブルの被害防止についてお話いただきました。
具体的には、訪問販売、インターネット詐欺、クレジットカード、連帯保証人などにまつわる内容。身近な問題だけに他人事ではありません。
学生のみなさんには、今回のお話から学んだことを生かし、トラブルのない学生生活を送ってほしいと思います。
くれぐれも消費者トラブルにご注意を・・・。

2012-06-13

クリーン作戦

今日は、恒例の尼崎リサーチコアクリーン運動の日でした。本校も学生・教職員全員参加でお昼休みに取組みました。ゴミ袋とトングを手に各自いざ出発。学校周辺の散乱ごみ等を拾います。実は 学校周辺は、学生有志のLove Canalメンバーが毎朝、散乱ごみの清掃をしています。なので、結構きれいなのです。ですが、ちょっと足を延ばすと粗大ごみがあったりして。大物を拾ってちょっと嬉しい学生をパチリ。地域の環境がどんどんきれいになって気持ちイイ!

2012-06-12

植物による大気汚染調査

梅雨に入り、うっとうしいと感じる季節になりました。
そんな雨でも、大気中に飛んでいる細かいゴミ(排気ガスや黄砂など)を落として、空気をきれいにする働きもあるんです。

昨日の授業では、教室を飛び出して学校周辺の大気汚染を調べてみました。大気汚染の調査というと、分析機器を使ってやるイメージが強いかもしれませんね。でも、今日の調査は環境学園らしく、植物を使って大気汚染を調べてみました。

調査のしくみは、大気中の細かいゴミは雨水と一緒に植物の葉っぱに降ってきます。その時に付いたゴミを観察して、大気の汚染具合を調査しようというものです。

ルーペで植物の葉を観察しながら、どこの植物がよく汚れているのか、どの種類の植物が汚れをよく吸着しているのか、葉っぱのどこに汚れがたくさんついているかなどを観察しながら、探します。

はじめは大気中のゴミと葉っぱの傷や植物の病気と区別がつかなかった学生たちも、 だんだんと区別がつくようになり、どういうところにゴミが多いか、コツを掴んでいたようです。

最後に葉っぱを持ち帰り、葉っぱとゴミのスケッチをしました。スケッチすることで、より詳しくゴミや植物を観察できます。また、スケッチの仕方(美術のデッサンとはちがいます)も学びました。一石二鳥どころか四鳥くらいいろいろなことが学べる授業でした。

 学校の横のサクラで観察

 トラックがよく通る道の横で観察

学校の中でも観察

学校の玄関付近での観察

葉っぱをスケッチ

簡単なので、興味のある方は是非お近くでも調べてみてください。

2012-06-11

れんじゃー

兵庫県豊岡市は獣害に悩まされており、解決に向けて四苦八苦しているとのこと。

毎年、環境学園からは有志がこぞって手助けに遠征します。森林整備や草刈りで
獣害を予防するわけです。

獣害とはシカによる樹木の皮剥ぎやイノシシによる稲の踏み倒しなど、農林業に
深刻な影響を与えるものです。

6月9日・10日と活動が実施され無事生還したレンジャーたちは、充実した二日間
めちゃ楽しかったようです。

これを読んでる入隊前の諸君!じゃなかった本校に入学しようかと考えている
方々、入学の際はぜひ獣害レンジャーへの参加を考えてみてね。

http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/shinonsen/pdf/jyuugai.pdf

2012-06-08

森づくり実習(プレゼンテーション編)

本日は、森林緑化水域コースの実習内容のひとつを紹介したいと思います。
今回紹介する実習のテーマはプレゼンテーションです。

先進的な森づくりを行っている中央緑地をフィールドとして、緑地やビニールハウス内の見学、解説を行ったり、苗木の鉢上げ作業を指導するというものです。

指導を行うのは2年生、そして対象者は1年生の自然環境保全学科のみんなです。
2年生は、今回の実習に向けて樹木の名前や生態などについて勉強したり、土の種類や性質についてしっかりと予習して臨んでくれたようです。1年生も2年生も「楽しかった~!」「面白かった~!」と言っており、お互いにとって有意義な実習になったと思います。

こういった実習を通して、自然に関するインタープリター(解説員)になるための技術を学んだり、植物の育成、管理の仕事に関する技術を学んだりしていくのです。

こういった実習に興味のある人はぜひ、森林緑化水域コースで勉強しませんか?

ビニールハウス内の見学



                         苗木の鉢上げ作業


植栽地の見学、解説


2012-06-07

中学生の力作


 上の写真、何だか分かります?
 実は、月曜日からトライやるウィークで本校に来ている6人の中学生が作ったリサイクルキャンドルです。なぜ、リサイクルかというと、原料は廃油。本校の隣にあるレストランから頂いた使用済みの食用油から、キャンドルを作ったのです。色も自分たちで着け、個性的なものができました。
 このキャンドルの原料となった廃油は本校2年生の実験でも活躍しており、燃料に生まれ変わっています。
 本来ならば捨てられるはずのものを活用する!  リサイクルって、ほんとにすごいですね。

2012-06-06

環境自治体駅伝(第29走者)


本日は定期的に本校で開催されている全国環境自治体駅伝(第29走者)が開催されました。


全国環境自治体駅伝って何?
 全国環境自治体駅伝は、全国の自治体で環境に関する仕事をされている方を招き、各自治体における環境への取り組みを講演してもらう行事のことです。
順々に各自治体が講演をリレー形式で続けていくため、「駅伝」にたとえて、本校では「環境自治体駅伝」と呼んでおります。
最初の「走者」は長野県であり、順々にバトンを回して、今回の徳島県で29番目の走者になります。
今回は、徳島県地球温暖化防止活動推進センター上席推進員・徳島県環境首都課係長、技術士【環境部門】正元 英紀氏に、「地域グリーンニューディールの推進に向けて」というタイトルで講演をいただきました。


地球温暖化の状況から、徳島県で行われている環境対策、さらにはどのようにして環境ビジネスにつなげているのか。
この点について分かりやすくお話ししていただきました。
とても話術に優れており、あっというまの講演でした。


学生からの活発な質問がでるほど、みんな興味津々だったようです。
ひとりでは出来ないことでも、みんなで力を合わせて、知恵を出し合えば環境問題は解決するんです!
もう一度、わたしたちに出来ることは何なのかを考えましょう!

2012-06-05

トライやる その2

トライやる中の中学生とともに、尼崎センタープール駅周辺でツバメの営巣調査をおこないました。 発見できた巣は6つ。ヒナのいる巣、破壊された巣がそれぞれ3つずつでした。
近年、ツバメは全国的に減少傾向にあるそうです。 巣をつくる場所、泥を集める田んぼ、エサとなる昆虫の減少などいくつかの原因があるようですが、詳しいことはわかっていません。
中学校の周辺にツバメの巣があるのかどうか。トライやるに参加した中学生に継続して調査してほしいと思います。

当校の2年生(動物生態調査コース)でもさらに広域の調査を予定しています。
また結果をお知らせしますので、お楽しみに・・・

2012-06-04

トライやる!

啓明中学校のみなさんが、トライやるウィークで本校に来てくださいました。6人とも、生物が大好き!という生徒さんです。初日の今日は、午前中は、いろいろとお手伝いをしてもらいました。写真は、実験室で、pH試験紙の性能をチェックしているところと、今週の駅伝講演会の会場準備をしてくれているところです。午後は、自然環境保全学科1年の学生たちと、中央緑地へ出発。今頃、木の根先生や学生たちと楽しく野外実習をしているところでしょう。動物や植物についていろいろと知りたい、といっているので、学生のみなさんも話しかけてあげてくださいね。ところで、啓明中学のみなさん、午前中はお手伝いを してくれてどうもありがとうございました!

2012-06-01

6月になりました

6月になり、もう暑い日もありますね。
そのおかげで昆虫たちも活発に活動しています。

1年生も学校にだいぶ慣れてきて、いろんな活動に参加しています。
環境学園では「環境委員会」という活動があり 、雨水を有効利用する活動や、学校を植物で緑いっぱいにする活動などが行われています。

環境委員会では学生が主体となって活動していて、どんなアイデアが出てくるのか先生たちは楽しみにしながら見ています。自主的に活動すると、単に教えてもらうより身につくことが多いようです。たぶん、いろいろと考えたり、実際にやってみて学ぶことって多いのかもしれませんね。

今日で中間試験も終わりましたので、自ら学ぶ学生にとっては来週の答案の返却が楽しみ?なはずです。