2009-05-01

環境の最前線で活躍する先輩


 今日は10年前に卒業したSさんが、来校してくれました。Sさんは、本校で最初に環境計量士の資格を取得した、いわば、伝説の先輩です。現在は、地元の九州に戻り、大手製鉄会社の環境専門のグループ企業で働いています。部署は環境分析部試験課、まさに、本校で学んだことを活かし、環境の最前線で活躍している卒業生です。

 せっかくなので、在校生にミニ授業をしてもらいました。内容は『資格取得について』。資格を持っていることが、働くうえで、あるいは、就職活動するうえで、どのように役立つかを、実際に環境の仕事をしている現場の生の声として、後輩たちに話してもらったのです。

 突然の特別授業に驚いていた在校生ですが、大先輩の話に熱心に耳を傾けていました。最後は『資格と給料の関係』といった、先輩にしか聞けないような質問も飛び出していました。普段の授業とは少し違った、貴重な体験ができたことでしょう。

 在校生の皆さんは、大先輩の励ましを糧に、環境のプロフェッショナルを目指して、日々の勉強を頑張って欲しいと思います。そして卒業後、環境の最前線で働き出しても、ときどき学校に戻ってきて、後輩たちに貴重な体験を話して欲しいと思います。それが、伝統であり、『環境を守る糸をつむぐ』ということだと思います。

 環境学園専門学校の伝統の糸が、環境を守る伝統の糸が、またひとつ太く長くなった1日でした。Sさん、ありがとう。