2010-08-02

環境分析化学実験 終了!

7月29日は、環境分析化学実験の最後の実習。
私の担当した実習では、大阪湾の干潟に生息するカニ類の調査実習をおこないました。
実習は全部で3回実施しましたが、日時によっては満潮で干潟が露出していなかったり、大勢の小学生が急遽調査に加わったり、大雨の中で調査するはめになったりと、なにが起こるかわからないところもフィールド実習の醍醐味です。

それでも大阪湾に残された貴重な干潟に足を踏み入れることで、干潟生物がいかに多様であるかを知ると同時に、漂着したゴミや不法投棄で汚された干潟の現状を知るよい実習になったのではないでしょうか。

児童たちとカニ類の調査に励む本校の学生。
「お兄ちゃん、これなに?」と小学生からひっきりなしに質問されていました。
バケツいっぱい捕獲されたカニたち。
これを一匹ずつ調べていきます。
干潟生物は貴重な種類が多いので、調査後はもとの場所へ逃がします。
一匹ずつ、種名と性別を間違わないようチェック。
どうもイソガニの個体数が多そうだ・・・。
記録係も気を抜けません。
調査後は、データを整理して、グループごとに結果発表。
どんなカニ類が多いのか。オスメスの比率は?
どうのような環境に生息していたか。
干潟生物の保全をする上で、こうした現地調査のデータは貴重です。
前期最後の実習ということで、みんなで記念撮影!
お疲れ様でした!!