2010-08-24

環境教育に役立つ「講演会」が開催されました!

本日は、京都工芸繊維大学の伊藤雅信教授と伊丹市昆虫館の後北峰之館長を講師にお招きして、講演会が本校202教室で開催されました。

伊藤先生からは、難しいイメージのある遺伝子とゲノムについて、たいへんわかりやすくご解説いただきました。なかでも最近の研究成果として、日本人になじみ深いカイコのルーツを探るミステリアスな話題を紹介され、参加者の興味をひきつけておられました。

後北先生からは、太陽と上手につきあっている昆虫のかたちや生態について、チョウの模型を使いながらおもしろおかしくご紹介していただきました。人間よりずっと以前から地球にすんでいる大先輩の昆虫。彼らから学ぶことは本当に多いのだと感心させられました。

この講演会に参加された関西の高校・中学校の理科教員の方々からは、講演内容に関することだけでなく、高校の授業や実験にどのように応用したらよいか、生物のもつ機能をいかに産業に結びつけられるか、といったご質問が続々。講師の先生方のと熱い意見交換で会場は活気づきました。

カイコのルーツを探るお話に熱が入る伊藤先生。

モンシロチョウの模型を使って解説する後北先生。