2011-02-21

冬の雑木林

今日は本校の隣の隣の街の高校に行ってきました。

その高校の周りは、生物の多様性が高いと言われている里山環境が多く残っています。そしてこのあたりは私が高校生のころから通っていたフィールドです。


写真の木(クヌギ)は夏になると樹液が出て、カブトムシやクワガタムシがたくさん集まってきます。今は、夏のにぎやかさが嘘のように静かですが、あと2,3ヶ月もするとにぎわい始めることでしょう。そして周りにある腐葉土や朽木には越冬中の昆虫が春の訪れを待っています。そういう想いを巡らせながら、春を待つこの時期に野外に出てみると面白い発見があるかもしれません。


学生のみなさんは就職内定という春に備えて動き出してると思いますが、春になったらすぐに全力で活動できるようにしっかり準備しておきましょう。




一番下の写真は「台場(だいば)クヌギ」と言って、炭を取るために何回も枝を切ってるうちにこのような形になった木です。複雑な形になることでさまざまな生き物のすみかにもなっています。