2010-07-15

夾竹桃(キョウチクトウ)


 環境学園専門学校の西側グランドの一角に夏の暑い日をものともせず、元気よく枝を伸ばして赤い花が咲き続けている木があります。これは夾竹桃(キョウチクトウ)で、「尼崎市の花」となっています。


 夾竹桃(キョウチクトウ)はインド原産のキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木もしくは常緑小高木です。また葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることからこの名がついたそうです。乾燥大気汚染に強いため街路樹などに多く利用されています。


 また夾竹桃(キョウチクトウ)は優れた園芸植物ですが経口毒性があり、野外活動の際に調理に用いたり、家畜が食べたりしないよう注意が必要です。花、葉、枝、根、果実すべての部分に毒性があり、生木を燃した煙にも。ただし腐葉土になれば毒性は無くなります。


 その反面夾竹桃(キョウチクトウ)にはオレアンドリンなど様々な強心配糖体が含まれていて、強心作用利尿作用の薬効があります。


 花言葉は「用心、危険、油断しない」です。

 学生諸君も植物観察等でお世話になっています。これからも宜しくね。