2013-09-30
トヨタ アクアソーシャルフェス 無事終了
このブログでも前々からお知らせしていた『トヨタ アクアソーシャルフェス 2013 in 兵庫』の2回目が、昨日(9月29日)、無事終了いたしました。たくさんの方が来校され、水辺環境をテーマとした企画に参加してくださいました。
まずは、環境学園専門学校の南、海沿いに「21世紀の森」では植樹をしていただき、「尼ロック」では尼崎の街の安全と環境を守る閘門を見学。「北堀運河」では水質浄化施設の見学と清掃活動をしていただきました。
環境学園専門学校に戻ってきてからは、くだもので水道水中の残留塩素を除去したり、納豆のネバネバを原料とする薬品で泥水をきれいにしたりする実験を行なっていただきました。
お子様の参加者も多く、大はしゃぎしながら、施設見学や環境実験を楽しんでくれていました。
その笑顔を見て、大きくなったら環境を守る『エコドクター』になってくださいね、と祈った水の都せんせでした。
2013-09-27
モンゴル環境学習エコツアー報告 総括
今回のモンゴル環境学習エコツアーでは、総合的に見て「国ごとの環境意識の違い」を実感させられるツアーでした。またその意識の違いの裏にある文化の違いにも目を向けさせられました。特にそれを顕著に感じたのは、モンゴルでは河川水を飲用水として利用せず、地下水のみを飲用に使用するという事実でした。
日本の水道設備をモンゴルに導入しようとしても「水」にたいする感性の違いからか、なかなかうまくいかないようです。
案内をしてくださった、青年海外協力隊員の方がおっしゃるには、モンゴルの人々は「植物を種から育てる」という習慣がないそうです。小さいことではありますが、長年かけて築き上げられた、感覚的な域まで達している生活習慣が環境意識にも影響を及ぼしている面があるのではないかと考えさせられました。
また、モンゴルの人は馬を乗りこなせるのが当たり前だともうかがいました。日本人が自転車を乗りこなすような感覚で馬に乗るようです。食事も肉と乳製品が主で野菜はほとんど出てきません。
そういった文化の違いはあっても、環境汚染で自然が破壊され、人間の生活が苦しくなるのを避けようとする志向は普遍的に共通するものであるとも思います。
ツアーに参加した環境学園の学生は、それぞれ国際的に環境保全に貢献するには何をどうすればいいのか、本気で考え始めた様子です。
次年度以降、「地球に恩返し」するためにさらに磨きをかけた内容のツアーを企画したいとおもいます。
モンゴル環境学習エコツアー感想 環境技術保全学科テクノロジーコース2年 K・Kさん
今回参加したツアーで一番印象的だったのはモンゴルの環境格差でした。都市の中央部では道路や建築物などのインフラ整備が整っている一方、同じ都市部でも大気汚染が深刻なゲル集落では水を汲み取りに行く必要があったり、下水が全く整備されていない状況でした。
ゴミ処理場付近ではゴミの臭気や飛散ゴミに悩まされている住民も多いと聞くと、やはり発展途上国につきものの経済格差とそれに伴う環境格差をまじまじと実感させられました。
しかし、私が見た範囲ではモンゴルの人たちはあまり不満を持っているようには見られませんでした。町に浮浪者が溢れているでもなく荒れている様子もなく、人々がありのままに生活しているように感じられました。まだモンゴルの一部分しか見ていないので、発展中ということも考え長い目でこれからモンゴルがどうなっていくのか注目していこうと思います。
日本からキットを用意して持っていき、現地で採取したサンプルを測定した環境調査では、事前の計画の大切さを思い知らされた結果となりました。キットの運搬、サンプリングポイントの選定、サンプリング方法等々、来年に向けて最適化していくべき課題がたくさん抽出できたエコツアーでした。
ゴミ処理場付近ではゴミの臭気や飛散ゴミに悩まされている住民も多いと聞くと、やはり発展途上国につきものの経済格差とそれに伴う環境格差をまじまじと実感させられました。
しかし、私が見た範囲ではモンゴルの人たちはあまり不満を持っているようには見られませんでした。町に浮浪者が溢れているでもなく荒れている様子もなく、人々がありのままに生活しているように感じられました。まだモンゴルの一部分しか見ていないので、発展中ということも考え長い目でこれからモンゴルがどうなっていくのか注目していこうと思います。
日本からキットを用意して持っていき、現地で採取したサンプルを測定した環境調査では、事前の計画の大切さを思い知らされた結果となりました。キットの運搬、サンプリングポイントの選定、サンプリング方法等々、来年に向けて最適化していくべき課題がたくさん抽出できたエコツアーでした。
モンゴル環境学習エコツアー感想 環境技術保全学科バイオロジーコース2年 M・Mさん
モンゴルは素敵でした。特に私が好きになったのは、広大な自然とモンゴルで出会った人々です。モンゴルの人は一見無愛想でしたが、実はフレンドリーでとても友情に厚い人たちではないかと思いました。できれば来年以降は、現地の学生との交流もできればよいかなと感じました。
環境調査では、当初予想していたような汚染は観測されなかったのが驚きでした。実際の現場での調査は、予測と違う結果が出てくるのが当然だとは思うのだが、この結果はまだまだモンゴルでは汚染の影響が拡大していないことと考えてよいのか、今回の調査ではまだ分からないことがたくさんありました。
しかし、モンゴルが今のペースで発展を続けるならいずれ汚染が広く拡大するのではないかと心配です。今の素晴らしい自然がいつまでも変わらないでいてほしいと願っています。
今まで遠い存在だと思っていたモンゴルが今回のツアーで一気に身近なものへと変わってきたのを感じます。
これを機に国外へ視野を広げて自然環境保全のために自分ができることを探していこうと思います。高い山々が遠くに見える広い草原を馬に乗って歩いたことは、おそらく一生の思い出になると思います。
モンゴル環境学習エコツアー感想 自然環境保全学科 1年 S・Mさん
モンゴルでは環境学習が行き届いておらず環境意識がまだ高くない、と感じさせる事象にでくわしました。ウランバートル近郊のテレルジでストーブをつけていただいたときに薪と一緒にビニールゴミを燃やしていたことがそれを実感させました。
環境調査でもテレルジの大気が都市部に比べてわずかに汚れていることが観測され、気温が―30℃以下になる冬期には煙で街が見えなくなるという話も少し納得がいきました。
移動に時間がかかり、実質の活動時間は3日程度でした。次回は時間をもっと効率的につかって現地の環境行政についての生の声をたくさん聴いてみたいと思います。
モンゴル環境学習エコツアー感想 自然環境保全学科 1年 K・Sさん
モンゴル環境学習エコツアーに参加できて本当によかったと思います。短い期間でしたがモンゴルの文化や生活習慣、環境問題について多くを勉強することが出来ました。環境調査では準備不足でバタバタしたりしましたが、みんなが協力してひとつのことに取り組めたのは非常に良かったと思います。
モンゴルの草原の広大さは、テレビや本で見て感じるのとは全く別物の雄大さを感じることが出来ました。乗馬体験や民族衣装体験は非常に楽しく、よい思い出になると思います。
ゴミ処理場の見学では、ゴミの不法投棄が引き起こす環境問題が日本でも問題になっていたことを思い出し、ゴミ処理の問題は非常に深刻であることを実感しました。
帰国した後、ツバルの環境問題に関する講演を聴く機会があったのですが、世界各国にそれぞれの環境問題があることを改めて実感し、多くの国の環境問題をもっと知っていきたいと考えるようになってきました。
とても楽しかったツアーでしたが環境調査の手順を事前にしっかり打ち合わせておけばよかった等の反省点もあります。来年も実施するならぜひ参加したいです。
モンゴル環境学習エコツアー報告 環境調査
モンゴルの環境を具体的に知るために、環境調査をしたい! という強い希望が学生からあり、簡易調査キットを日本から持ち込んで、モンゴルの水質・土壌・大気の分析をすることになりました。調査項目は以下の通り。
【水質】
・重金属濃度(銅)
・COD
・アンモニア態窒素濃度
・硝酸態窒素濃度
・リン濃度
【土壌】
・窒素
・リン
・カリウム
【大気】
・浮遊粒子状物質(SPM)量
・窒素酸化物濃度
調査はウランバートルをかすめて東西に流れているトゥール川のウランバートル上流側と下流側の2ポイントで行いました。水質については市街で使われている水道水もサンプリングして調査を行いました。
実は、この調査を行うと決まってから、ツアーまでにあまり時間が無かったために、サンプリングポイントの検討や持参する器具の適切化のための情報収集を行う余裕がなく、ぶっつけ本番で調査を行ったのが実情です。
当初漠然と「ウランバートル下流では環境汚染が確認できるだろう」と予測していましたが、結果としては明確にそれがあらわれるデータとはなりませんでした。これは適切なサンプリングのポイントの検討がなされていなかったことにつきます。帰国後、反省点をツアー参加者で話し合い、次回に結びつけるならばなにを準備しなければならないかを確認しているところです。
ただ、ホテルの水道水(都市中心部では汲み上げた地下水を水道で提供している)の水質データは、トゥール川のものよりもよくないという結果が得られ、都市の水環境が理想的でないことが考察されました。実際に水道水をそのまま飲用する人はおらず、必ず煮沸してから摂取するようです。
帰国後の話し合いでは、簡易であるにせよ「環境を分析で数値化し、状況を把握したうえで環境改善方法を検討する」という基本的な環境管理技法を、ゆくゆくは現地の人と是非共有したいという意見もあり、これからこの活動が発展してくれるのではないかとの感想をもちました。
【水質】
・重金属濃度(銅)
・COD
・アンモニア態窒素濃度
・硝酸態窒素濃度
・リン濃度
【土壌】
・窒素
・リン
・カリウム
【大気】
・浮遊粒子状物質(SPM)量
・窒素酸化物濃度
調査はウランバートルをかすめて東西に流れているトゥール川のウランバートル上流側と下流側の2ポイントで行いました。水質については市街で使われている水道水もサンプリングして調査を行いました。
実は、この調査を行うと決まってから、ツアーまでにあまり時間が無かったために、サンプリングポイントの検討や持参する器具の適切化のための情報収集を行う余裕がなく、ぶっつけ本番で調査を行ったのが実情です。
当初漠然と「ウランバートル下流では環境汚染が確認できるだろう」と予測していましたが、結果としては明確にそれがあらわれるデータとはなりませんでした。これは適切なサンプリングのポイントの検討がなされていなかったことにつきます。帰国後、反省点をツアー参加者で話し合い、次回に結びつけるならばなにを準備しなければならないかを確認しているところです。
ただ、ホテルの水道水(都市中心部では汲み上げた地下水を水道で提供している)の水質データは、トゥール川のものよりもよくないという結果が得られ、都市の水環境が理想的でないことが考察されました。実際に水道水をそのまま飲用する人はおらず、必ず煮沸してから摂取するようです。
帰国後の話し合いでは、簡易であるにせよ「環境を分析で数値化し、状況を把握したうえで環境改善方法を検討する」という基本的な環境管理技法を、ゆくゆくは現地の人と是非共有したいという意見もあり、これからこの活動が発展してくれるのではないかとの感想をもちました。
モンゴル環境学習エコツアー報告 廃棄物処理の見学
青年海外協力隊員としてモンゴル自然環境局に派遣されている方の案内で、ウランバートル郊外にある廃棄物処理施設を見学しました。「廃棄物処理施設」といっても環境学園がある尼崎のクリーンセンターのように焼却炉があるわけでもなく、分別施設があるわけでもありません。ただだだ広い原野に窪地をつくり、そこに廃棄物を蓄積していくだけのものです。
現場職員の方からお話をうかがうと、分別のようなことはしているらしいのですが、その目的はリサイクルではなく、火がついた場合に延焼を防ぐためにやっているとのことです。モンゴルの冬は各家庭でストーブを焚きますが、その残り火がゴミに混入して火事になることがよくあるようです。
ゴミがある程度蓄積されたら、それを埋め立てて公園化するなどしているとのことですが、環境への汚染物質流出を防ぐためのシートを施している様子もなく、日本の廃棄物処理施設に比べてまだまだ遅れをとっている部分が目立ちました。
モンゴル環境学習エコツアー報告 ゲル集落現状視察
モンゴルの首都、ウランバートルはあまり知られていませんが、約8割の住居がゲルで占められています。都会風のビル群は都市中央部のわずかな部分にすぎません。郊外に出ると道路は舗装されていないところが目立ち、ところどころに牛がうろうろしている風景に出くわしたあたりから、庭に番犬を繋いでいるゲル集落があらわれます。
一見、昔ながらの生活がそこにあるように感じ牧歌的な雰囲気が漂いますが、ゲルの中にはテレビなどの家電製品が備え付けてあり現代的な生活がそこにはあります。ゲル集落の生活環境にはいくつかの問題があり、以下のようなものが挙げられます。
【上下水道が整備されておらず生活排水が垂れ流しになっている】
生活用水は地下水を汲み取り、地域に設置されているタンクに
溜められたものから、それぞれの家庭が使用するものを分取し
ています。使用後の水やトイレの糞尿などの生活排水は下水道
が整備されていないので、周辺もしくは掘った穴に廃棄すること
になります。衛生的にみて問題であり、地下水への影響も懸念
されています。
【暖房用にストーブが使用されている】
モンゴルの冬は-30℃を下回ることもあり暖房は必須です。
暖をとるためにストーブを焚きます。薪以外に生活廃棄物を
一緒に燃やすことが常態化しており、排煙による大気汚染が
深刻です。
モンゴルでは日本円にして約15万円でゲル一張りを入手することが出来るので、まだまだひろく使われています。ウランバートル中心部では建設中のビルをたくさん見かけました。これから経済発展をとげるにつれて、徐々に都市的な生活が拡大していくと思われます。衛生や生活環境の側面から見ると上下水道が整備されていくのが望ましいことはわかりますが、ゲル集落がなくなっていく可能性があることは、少しさびしくなるような感じもしました。
モンゴル環境学習エコツアー報告
HPトップの新着情報(9月27日)に概要を掲載している通り、本校の教員と学生がモンゴル環境学習エコツアーを自主研修として実施しました。その報告を環境学園ブログの9月27日記事として一挙掲載いたします。ぜひご一読ください。
2013-09-26
卒業生来校
今日は3月に卒業した辻くんが環境学園に遊びに来てくれました。
彼は現在、山口県にある環境調査をする会社(美和環境株式会社)でアユとその生息環境の調査や分析を行っています。
会社では生物に詳しいのが彼だけなので、生物調査は彼に任されているとのこと。生物の調査だけでなく、水質の分析など、環境学園で習ったことがとても役に立ってると話してくれました。いろいろ目標を持って仕事に取り組んでいる話を聞き、半年前よりずいぶん成長し頼もしくなった姿を見て、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
今回は学会で関西に来たついでに環境学園に寄ってくれました。
仕事以外でも在学中にやった黒尊の実習の昆虫調査がきっかけで昆虫にも興味を持ったようで、いろんなところに足を運んで昆虫採集に励んでいて、特にオサムシ(手塚治虫の名前の由来となった昆虫)がお気に入りとのことでした。マニアックな話(交尾器とか、分類学や系統学とか、専門書とか)で盛り上がり、あっという間に楽しく時間が過ぎました。
黒尊へのお土産として、山口県にしかいないオサムシの標本(4頭ともすべて違う場所で採集しているあたりがマニアックですね)を持ってきてくれました。そのオサムシを持って写真を撮りました。
彼は現在、山口県にある環境調査をする会社(美和環境株式会社)でアユとその生息環境の調査や分析を行っています。
会社では生物に詳しいのが彼だけなので、生物調査は彼に任されているとのこと。生物の調査だけでなく、水質の分析など、環境学園で習ったことがとても役に立ってると話してくれました。いろいろ目標を持って仕事に取り組んでいる話を聞き、半年前よりずいぶん成長し頼もしくなった姿を見て、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
今回は学会で関西に来たついでに環境学園に寄ってくれました。
仕事以外でも在学中にやった黒尊の実習の昆虫調査がきっかけで昆虫にも興味を持ったようで、いろんなところに足を運んで昆虫採集に励んでいて、特にオサムシ(手塚治虫の名前の由来となった昆虫)がお気に入りとのことでした。マニアックな話(交尾器とか、分類学や系統学とか、専門書とか)で盛り上がり、あっという間に楽しく時間が過ぎました。
黒尊へのお土産として、山口県にしかいないオサムシの標本(4頭ともすべて違う場所で採集しているあたりがマニアックですね)を持ってきてくれました。そのオサムシを持って写真を撮りました。
2013-09-25
スポーツ大会 実行委員へインタビュー
スポーツ大会の実行委員としてご活躍のEさんとTさん。
楽しそうに準備を進めているおふたりにインタビューをしてみました。
どんなイベントにしたい?
まずは楽しいこと。みんなが仲良くなれたら嬉しいかな。
音楽をガンガン鳴らして、にぎやかにやりたいです。笑
最後にみんなから「メッチャ楽しかった~」と言われたいですね。
今のところ準備は順調・・・だぶん。
心配事は?
当日欠席が多いと嫌だなぁ。
チーム編成、審判の割り当てがうまくいくか、ちょっと心配だったりして。
在校生にメッセージを!
今大会ではケガ人0人を目指します。
みなさん、ケガしないようにね!
楽しそうに準備を進めているおふたりにインタビューをしてみました。
どんなイベントにしたい?
まずは楽しいこと。みんなが仲良くなれたら嬉しいかな。
音楽をガンガン鳴らして、にぎやかにやりたいです。笑
最後にみんなから「メッチャ楽しかった~」と言われたいですね。
今のところ準備は順調・・・だぶん。
心配事は?
当日欠席が多いと嫌だなぁ。
チーム編成、審判の割り当てがうまくいくか、ちょっと心配だったりして。
在校生にメッセージを!
今大会ではケガ人0人を目指します。
みなさん、ケガしないようにね!
2013-09-24
公園管理実技実習
本日は、2年生の自然環境保全学科の公園管理に関する実習を紹介します。
学校から徒歩15分ほどの所にある元浜緑地という公園で、実際に管理をされている尼崎公園緑化協会の職員の方々より直接教えていただいています。
先週の金曜日の内容は、花の植付けです。
ただ植えるだけでなく、来園者への効果を高めるためのレイアウトや植えた植物の活着をよくするための様々な技術、効率よく植える方法などを教えていただきました。
詳細をいくつか下の写真で紹介します。
まず、こちら。これは、等間隔で植穴を作る作業です。
金属製の棒で、植穴を作っています。
あらかじめ等間隔に穴の開いた木の板をひいているので、簡単に作業ができます!
足で踏める改良型なので、女子学生でも簡単に掘っていましたよ!
足で踏める改良型なので、女子学生でも簡単に掘っていましたよ!
お次は、植付の作業です。根鉢がしっかりと植穴に密着するように気を付けて植えています。合計で数百株もの花を植えさせていただきました。ぜひ元浜緑地に見に来てください。
最後に水遣りです。根が水を吸えるように、しっかりと水を与えます。水流の強さや時間など、具体的な指導もして頂きました。
実際に業務に携わっている方に現場で作業を教えていただくので、学生の様子もいつもに増して真剣なように感じました。どんどん技術を習得して、卒業後に活かしていってくださいネ!
2013-09-23
マイヤーレモン
今日は秋分の日。いよいよ秋本番ですね。
読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・。秋には色々な言葉が冠されますが、水の都せんせは、何と言っても、食欲の秋です。実りの秋とも呼ばれるこの季節には多くの食べ物が旬を迎えます。人間が手を加えて収穫時期をずらしたものではない、自然の摂理どおりに育った旬のものを食べることは、環境に優しいライフスタイルといえます。
さて、食欲の秋、実りの秋到来ということで、今日は果物を紹介します。
先日、環境学園専門学校2年生のKさんとSさんが卒業した高校を訪ねた折に、二人の恩師であるK教諭から頂いた「マイヤーレモン」です。オレンジとレモンの自然交雑で誕生したといわれる品種で、一般的なレモンに比べると、皮がつるっとしており、熟すとオレンジ掛かった色になります。酸味が少なく、まろやかな味で、料理や加工に適しているそうです。
日本では、ニュージーランドからの輸入品が多いそうですが、三重県などでも栽培されています。この国内産の「マイヤーレモン」の元は、東洋製罐株式会社の創立者である高碕達之助氏が、太平洋戦争終了後にアメリカから持ち帰り、兵庫県川西市にある東洋食品工業短期大学の敷地に植えた苗。その穂木を兵庫県伊丹市の農家の方が譲り受け栽培したそうです。伊丹市周辺は、日本三大植木処として知られ、造園業が普及した場所ですが、現在、伊丹産「マイヤーレモン」を用いた、ぽん酢やお酒などが地元特産品として販売されているそうです。
環境学園専門学校がある尼崎市に隣接する伊丹市にこのようなエピソードがあるとは知りませんでした。
ちなみに、高碕達之助氏は動植物好きとして有名であり、東京動物園協会の会長を務められたこともあります。また、世界の植樹史上に名を残す「荘川桜の移植」は、電源開発株式会社の初代総裁でもあった高碕達之助氏の植物を愛する気持ちがあったからこそできたプロジェクト(ダム建設で湖底に沈む予定であった巨大な桜の古木を湖岸に移植)といえます。
ダム建設と同時に桜を救う工事が行なわれたことは、当時としては異例中の異例でしたが、いま盛んに謳われている「自然との共生」への強い想いが高碕達之助氏にはあったのかも知れません。
そんな歴史をもつ「マイヤーレモン」の木がある高校から環境学園専門学校に進学してきたKさんとSさん、ぜひ「自然との共生」への想いを引き継いでください。それが、高校で「マイヤーレモン」を育てておられる K教諭への恩返しになりますネ。
2013-09-20
2013-09-19
企業見学会
今日は、1年生の第2回企業見学会で武庫川下流センター(武庫川流域の下水処理場)と、隣接する兵庫東スラッジセンター(下水汚泥処理場)に行きました。下水や下水汚泥の処理は、安全で衛生的な生活環境を維持する基本。その現場を見られたのはとても有意義でした。昨日の公害防止管理者の授業を受けた学生には、授業でやった活性汚泥処理等の現場を見られて、特に勉強になったのではないでしょうか。学生からの質問も活発で関心の高さがうかがえました。写真は、下水処理場の最終沈殿池を覗き込む学生たち。驚くほどきれいに透明になった処理水を見て思わず、これ飲めますか?という質問も。汚泥処理施設はヘルメットをかぶって見学。写真は汚泥脱水処理装置と脱水後の汚泥ケーキを見せていただいているところです。なぜケーキというのですか?と素朴な質問も出ました。私も実はいつも疑問だったんです。汚泥のケーキなんてね。
2013-09-18
2013-09-17
コケの培養実験
今日は、現在進行中の森林緑化水域コースの卒業研究内容を少しご紹介します。
コケ植物の中には、重金属を大量に吸収することができる種類がいます。近年、このコケの能力を用いて、工場排水などから重金属を回収する技術が実用化されています。
この研究では、そのコケを用いた環境浄化について研究をしようとしています。下の写真は、培地の上に消毒した胞子をまいて培養している状態のものです。
写真のシャーレ内の細かい点(胞子)がみえるでしょうか。時間がたつとシャーレが原糸体と呼ばれるものでおおわれるハズです。
果たして、コケが生えるかカビが生えるか?今後の実験結果報告をご期待下さいネ!
コケ植物の中には、重金属を大量に吸収することができる種類がいます。近年、このコケの能力を用いて、工場排水などから重金属を回収する技術が実用化されています。
この研究では、そのコケを用いた環境浄化について研究をしようとしています。下の写真は、培地の上に消毒した胞子をまいて培養している状態のものです。
写真のシャーレ内の細かい点(胞子)がみえるでしょうか。時間がたつとシャーレが原糸体と呼ばれるものでおおわれるハズです。
果たして、コケが生えるかカビが生えるか?今後の実験結果報告をご期待下さいネ!
2013-09-16
尼ロック
環境学園専門学校がある尼崎市には現在(9月16日0時50分)暴風警報が発令中です。まもなく、近畿地方に最接近します。山沿いでは避難勧告が出されている所もあり、被害が出ないか心配です。くれぐれも、ご注意ください。
さて、台風というと風や雨の被害を思い浮かべますが、高潮も恐ろしいです。今も、愛知県や静岡県には高潮注意報が発令されています。高潮にもご注意ください。
実は、尼崎市も、かつて、ジェーン台風や第二室戸台風による高潮で大きな被害を受けました。これは単純な天災ではなく、工業用水として地下水を汲み上げすぎたことによる地盤沈下も被害を大きくした要因といわれています。
そこでつくられたのが、防潮堤です。海抜ゼロメートル以下となった尼崎南部地域を守るため、延長12キロメートルを超える防潮堤がつくられ、今も市民の暮らしを守っています。
防潮堤と一緒につくられたのが閘門。水面差がある防潮堤の内と外との間を船が行き来するための設備です。日本には幾つかの閘門がありますが、この尼崎閘門(愛称:尼ロック)は日本一の規模なのです。
閘門には排水施設もあり、防潮堤の内側の水を、適宜、海へ排出しています。これにより、本校横の蓬川の流れも保たれており、水が淀むのを防いでいます。
防災だけでなく環境浄化にも役立っている防潮堤と尼崎閘門。9月29日のアクアソーシャルフェスでは、この施設を見学する予定です。ぜひ、ご参加ください。
詳細、参加申込は http://aquafes.jp/projects/77/ まで。
2013-09-13
2013-09-12
スポーツ大会準備
まだまだ暑いものの、朝夕の空気は秋ですね。秋と言えば、「スポーツの秋」!ということで、10月9日の環境学園のスポーツ大会の準備に向けて、スポーツ大会実行委員会の活動が始まりました。写真は、今日の昼休みの会合の様子。楽しそうに1年生が円陣を組んでお弁当を食べてるだけみたいですが、このあと2年生が加わり、種目やチーム分けについて活発な議論がありました。去年の反省点を2年生が1年生に説明し、みんなで対策を話し合ったり。きっと大成功のスポーツ大会になる予感がしましたよ!かく言う私は、とてつもなく運動音痴でして。子供のころから運動会がいやでしかたなかったのですが、環境学園のスポーツ大会はすごく楽しいです。今年も良い天気に恵まれますよう今からテルテル坊主を作らなくっちゃ。
2013-09-11
就職内定、おめでとう!
爬虫類大好きのO君が企業様から内定をいただきました。
鋭い視線でガッツポーズのO君より、喜びの声が届きましたので、どうぞご覧ください!
どんな業務をする会社?
衛生コンサルタント。人体に影響しない薬剤を開発し、飲食店や病院の害虫駆除をします。
担当する業務は?
技術営業です。新人であっても担当エリアを任され、様々な経験を積んでいきます。
その経験をもとに適材適所で人員を配置するので、これから楽しみです。
就活で得られたことは?
生物相手の仕事をしたかったので、まさに自分の夢と真剣に向き合えたことかな?
やりたかった仕事に出会えて幸せです。
学校の指導で役立ったことは?
なんといっても企業紹介講座。こちらの企業様を知ったのもこのイベントのおかげ。
これからの意気込みを!
僕は困っている人を助ける仕事に憧れていました。
誰かのために働いている、という実感をもてる素晴らしい企業に巡り合えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
後輩にひとこと!
自分のやりたい仕事を見つけること。ここから就活が始まります。
しっかり自分自信を見つけ直し、なんのためにこの学校に来たのかを思い出してください。
頑張って!
鋭い視線でガッツポーズのO君より、喜びの声が届きましたので、どうぞご覧ください!
どんな業務をする会社?
衛生コンサルタント。人体に影響しない薬剤を開発し、飲食店や病院の害虫駆除をします。
担当する業務は?
技術営業です。新人であっても担当エリアを任され、様々な経験を積んでいきます。
その経験をもとに適材適所で人員を配置するので、これから楽しみです。
就活で得られたことは?
生物相手の仕事をしたかったので、まさに自分の夢と真剣に向き合えたことかな?
やりたかった仕事に出会えて幸せです。
学校の指導で役立ったことは?
なんといっても企業紹介講座。こちらの企業様を知ったのもこのイベントのおかげ。
これからの意気込みを!
僕は困っている人を助ける仕事に憧れていました。
誰かのために働いている、という実感をもてる素晴らしい企業に巡り合えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
後輩にひとこと!
自分のやりたい仕事を見つけること。ここから就活が始まります。
しっかり自分自信を見つけ直し、なんのためにこの学校に来たのかを思い出してください。
頑張って!
2013-09-10
樹木識別実習
今週から後期授業が始まり、学校もにぎやかになってきました!
下の写真は、学校周辺に生育している樹木の枝です。
これらの樹木の名前が分かる人はいるでしょうか?
1年生の自然環境保全学科では、こういった樹木の枝を見分ける能力を付ける「樹木識別実習」という授業があります。
樹木の名前を見分けるという事は、生物分類技能検定や樹木医補、森林インストラクターなどの生物系の資格に直結する能力です。授業の中で、葉のつきかたや毛の有無、葉脈の形などの特徴を把握して樹木の識別能力を高めていきます。
本日、テストを行った結果、最終的には、大多数の学生が11種類全ての樹木を見分けることができるようになっていました。この調子で、どんどん樹木を見分けられるように頑張ってくださいネ!
2013-09-06
3週連続の内定の知らせ!
猛暑も去り、少し肌寒い朝となってきました。
また暑くなるのか。それとも秋になるのか。
今日はちょっと暑い環境学園専門学校です。
さてさて、夏休みも終わりを迎えてきていますがまたまた内定の報告がありました。
環境技術保全学科バイオロジーコース2年生のKさんが内定ゲットしました!
彼女は地元関東での就職を希望していて、何度も何度も関東まで行き就職活動を続けていました。
そしてついに・・・東京にある食品企業様に内定をいただきました!
食品開発や品質分析などの業務に就いてがんばってねー!
「絶対にこの企業に行きたい」
そう言っていた彼女の言葉が印象的でした。
強い意志を持ってみんなもがんばってー!
また暑くなるのか。それとも秋になるのか。
今日はちょっと暑い環境学園専門学校です。
さてさて、夏休みも終わりを迎えてきていますがまたまた内定の報告がありました。
環境技術保全学科バイオロジーコース2年生のKさんが内定ゲットしました!
彼女は地元関東での就職を希望していて、何度も何度も関東まで行き就職活動を続けていました。
そしてついに・・・東京にある食品企業様に内定をいただきました!
食品開発や品質分析などの業務に就いてがんばってねー!
「絶対にこの企業に行きたい」
そう言っていた彼女の言葉が印象的でした。
強い意志を持ってみんなもがんばってー!
2013-09-05
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
今日は、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」の技能講習の第一日目です。これは「特定化学物質作業主任者」と「四アルキル鉛等作業主任者」の両方の国家資格を取るための講習会。環境学園から多くの学生がこの資格を取っていますので、夏休みの終了直前のこの頃、毎年、環境学園の隣のエーリック(尼崎リサーチインキュベーションセンター)を会場に、兵庫労働基準連合会が技能講習を実施してくださいます。今年も環境学園から80人ほどの学生が受講しました。この作業主任者は、有害な化学物質で労働者が汚染されることのないよう責任を持つ、とても重要な資格です。最近、深刻な労働衛生問題が大きくニュースとして取り上げられたのは記憶に新しいところです。専門知識を持った作業主任者の重要性が再認識されましたよね。環境学園の学生の皆さん、今日から2日間の技能講習頑張ってくださいね。もちろん終了テストも。全員合格の吉報を待ってます!
(写真は、技能講習の教科書を手に意外と楽しそうな2年生のYくん、Oくん、Nくんです)
2013-09-04
基礎化学講座、いよいよ最終日
夏休みを利用して開講されている「基礎化学講座」。
化学の苦手意識を克服したい、化学の基礎を復習しておきたい、そんな向学心のある学生が受講しています。
今日はその最終日。既定の授業数を出席した学生には、授業の終わりに受講証が授与されます。
受講された学生のみなさん、お疲れ様でした。
来週月曜日から後期の授業がスタート。
学生のみなさんの元気な姿が見られることを楽しみにしています。
化学の苦手意識を克服したい、化学の基礎を復習しておきたい、そんな向学心のある学生が受講しています。
今日はその最終日。既定の授業数を出席した学生には、授業の終わりに受講証が授与されます。
受講された学生のみなさん、お疲れ様でした。
来週月曜日から後期の授業がスタート。
学生のみなさんの元気な姿が見られることを楽しみにしています。
2013-09-03
樹木の土砂災害防止機能
最近、地震や豪雨などが頻発しています。
土砂災害警報などが発令されている地域も多いと思います。
身近にある山々もいつ崩れてくるかわかりません。
近くに山や斜面などがある方々は十分注意なさってください。
ところで環境学園では、土砂災害につよい森づくりを学んでいます。
土砂災害警報などが発令されている地域も多いと思います。
身近にある山々もいつ崩れてくるかわかりません。
近くに山や斜面などがある方々は十分注意なさってください。
ところで環境学園では、土砂災害につよい森づくりを学んでいます。
六甲砂防事務所から「森の世話人」として委託を受けて、樹木の手入れなどを行っています。
根を深く伸ばす樹木を多く育てることで、土砂崩れが起きにくい森をつくることができます。
しかし、人間が手を入れていても、あまりにも斜面がきつかったり、地質が弱いところでは、樹木の根の力では、防ぎきれないこともあります。
そこで、私たちの活動地である地球の恩返しの森では、急斜面のところのみに、大きな樹木を残した状態で人工の杭を地面に打ち込むという工事を行うことになりました(六甲砂防事務所HP:中段)。この工法は、樹木を残したまま工事ができるので、環境にも優しいですね。
地球に恩返しの森の工事の様子なども、報告していきたいと思います。お楽しみに!
地球に恩返しの森の工事の様子なども、報告していきたいと思います。お楽しみに!
2013-09-02
アクアソーシャルフェス
8月24日に実施された『アクアソーシャルフェス2013in兵庫』の様子が、フェイスブックで紹介されています。当日の写真もたくさん掲載されていますので是非ご覧ください。
https://www.facebook.com/aquafes
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.511641015580407.1073741907.207982759279569&type=1
なお、第2回は、9月29日(日)開催です。昨日は「防災の日」でしたが、防災と環境と水辺に関する企画が満載です。是非ご参加ください。参加お申し込み、行事詳細は、
http://aquafes.jp/projects/77/
まで。
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