2013-09-27

モンゴル環境学習エコツアー報告 廃棄物処理の見学

 
青年海外協力隊員としてモンゴル自然環境局に派遣されている方の案内で、ウランバートル郊外にある廃棄物処理施設を見学しました。「廃棄物処理施設」といっても環境学園がある尼崎のクリーンセンターのように焼却炉があるわけでもなく、分別施設があるわけでもありません。ただだだ広い原野に窪地をつくり、そこに廃棄物を蓄積していくだけのものです。



 現場職員の方からお話をうかがうと、分別のようなことはしているらしいのですが、その目的はリサイクルではなく、火がついた場合に延焼を防ぐためにやっているとのことです。モンゴルの冬は各家庭でストーブを焚きますが、その残り火がゴミに混入して火事になることがよくあるようです。


ゴミがある程度蓄積されたら、それを埋め立てて公園化するなどしているとのことですが、環境への汚染物質流出を防ぐためのシートを施している様子もなく、日本の廃棄物処理施設に比べてまだまだ遅れをとっている部分が目立ちました。