2013-08-26

アクアソーシャルフェス1回目 大盛況のうちに無事終了


 このブログでも前々からお知らせしていた『アクアソーシャルフェス』。その1回目を8月24日に開催いたしました。小雨模様の天気にもかかわらず、小さな子供さんからご年配の方まで、約90名の方が参加くださいました。
 まずは、本校教室で、参加者お一人お一人に簡易採水器を自作していただきました。飲料水の空き瓶を再利用した採水器ですが、皆さん、楽しそうに かつ 真剣に、作っておられました。
 全員の採水器が完成したところで、大型バスで尼崎市立中央図書館の横にある開明橋に移動。橋の下を流れる庄下川の水を採取しました。橋から水面まで約5メートルあるのですが、90名が一斉に採水器を下ろしていく様子は壮観でした。
 その後、周辺の公園(尼崎城跡で石垣などが残っています)で清掃活動をしました。小雨が降っていたのですが、傘をささずにゴミを拾われる姿に感動しました。
 清掃活動後、東部浄化センターに移動。下水道局の職員の方々から、下水処理の仕組みや施設の屋上にあるビオトープの解説をしていただきました。皆さん熱心に聴いておられ、説明後には多くの質問がありました。「良い勉強になった」という参加者の言葉が印象的でした。
 次に、大庄おもしろ広場へ移動。ここでは、本校学生も、土壌改良に取り組んだり、作物を育てたりしており、その活動内容を学生が解説しました。また、この広場のマスコット、ヤギの紹介もあり、子供さんたちにはヤギの餌やりも体験してもらいました。そして、次回のアクアソーシャルフェス(9月29日開催)に向けて堆肥を作るため、ヤギの糞を頂いて、本校へ戻ってきました。
 帰校後は、実験室で庄下川の水質調査です。COD(化学的酸素要求量)を全員で測定してもらいましたが、約7mg/Lという値であり、汚れていた時代から比べると10倍以上も綺麗になっていました。また、砂糖水のCODも測定したのですが、その数値の高さに参加者から驚きの声が上がり、生活排水が水質汚濁の原因のひとつであることを実感されたようでした。

 参加された方々、本当にありがとうございました。皆さんの熱意に元気を頂きました。次回も頑張ります。お楽しみに!!!

 次回は9月29日です。参加ご希望の方は http://aquafes.jp/projects/77/ まで。